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寺族日記

花咲くころに

9月に入ってもなお続いた30度を超える暑さが、お彼岸を迎えるころ、

やっと肌に涼しさを感じるようになりました。

暑さ寒さも彼岸まで。

昔の人の感性から生まれた言葉は本当に的を得ていると思います。

 

秋のお彼岸が近づくと、不思議と彼岸花が土から伸びてきます。

遠くからでも目に入る赤い花は、秋が深まりゆくことの知らせであるとともに、

お彼岸におられるご先祖様たちを思わせてもくれます。

奥ゆかしく咲くこの花を見て、自然の営みの神秘性を感じずにはいられません。

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名の通り、お彼岸のころに咲くこの花には、花言葉がいくつもあります。

私が一番好きなのは、「また会う日を楽しみに」。

 

 

亡き人と重ねる言葉であったとしたら、どう捉えてよいものでしょうか。

悲しみの時期を乗り越えて、やっと日常を取り戻し、やがて心には

平穏が訪れ、かつての悲しみは遠のいていくでしょう。

人にとって時間とは、事を忘れさせていくためのものでもありますよね。

 

忘れゆくことは罪なことではないのです。

悲しみや痛みを、いつまでも同じ重さで胸に抱えていくことなどできません。

 

愛別離苦を乗り越えて日常を取り戻せたのは、

きっと流れる時間の働きに、「必要なだけ」忘れさせてもらえたからであって、

自分の意思で忘れていったわけではないのですね。

 

いままでも、これからも、人は時間という妙薬にどれほど救われるのでしょう。

 

 

しかし、時間というものにはいたずらな一面があり、悲しみ痛みを忘れ、

随分と時が過ぎたころに、なぜかふと「寂しさ」だけが蘇ることがあります。

 

いつまでも、この時期には必ず姿を見せてくれる彼岸花。

いまを生きる人たちを大地とともに支え、見守ってくれているご先祖さまの、

慈悲の声を表す赤い花なのではないでしょうか。

 

「寂しくないかい。」

 

 

私たちも、この花の咲き乱れるころに、ご先祖様を訪ねてみるのです。

息をととのえ心静かに手を合わせ、いまの命を照らしてもらう。

生きるとは、なかなか大変なことですね。大先輩。

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ありがとう。また会う日を楽しみに。

日が沈む西の空が輝いている。

                   合掌

 

 

(追記)

御礼。

先日の秋彼岸境内清掃には多くの方にご協力いただきました。

和気あいあいとして汗を流す皆さんのお姿に、胸熱くなりました。

お彼岸前に寺に足を運び一緒にお経を唱え、境内を見渡して

綺麗にしてくださり、とても善き回向になったことでしょう。

また会う日を楽しみに。

 

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大厄(男性)

  • 24
    平成15年生
    (前厄)
  • 25
    平成14年生
    (本厄)
  • 26
    平成13年生
    (後厄)
  • 41
    昭和61年生
    (前厄)
  • 42
    昭和60年生
    (本厄)
  • 43
    昭和59年生
    (後厄)
  • 60
    昭和42年生
    (前厄)
  • 61
    昭和41年生
    (本厄)
  • 62
    昭和40年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成21年生
    (前厄)
  • 19
    平成20年生
    (本厄)
  • 20
    平成19年生
    (後厄)
  • 32
    平成 7年生
    (前厄)
  • 33
    平成 6年生
    (本厄)
  • 34
    平成 5年生
    (後厄)
  • 36
    平成 3年生
    (前厄)
  • 37
    平成 2年生
    (本厄)
  • 38
    平成元年生
    (後厄)
  • 60
    昭和42年生
    (前厄)
  • 61
    昭和41年生
    (本厄)
  • 62
    昭和40年生
    (後厄)

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