月と雲
今年も諏訪の神渡神事を司る八剱神社の宮司様より、
明けの海が宣言されました。
8年続けての明けの海は、過去の最長記録(1507~1514年)に並ぶそうです。
冬に湖畔沿いを車で走らせる時は、つい湖面の様子を眺めてしまう。
故郷の冬の風物詩。わたしたちは湖の結氷に期待をしています。
宮司様は、自然は正直である、と申されました。
真理をつくお言葉です。
諏訪湖全面が凍り続けることは、もはや昔のことになっていくのでしょうか。
自然が織りなす美しさ、神々しさを、畏怖の念をもちながら崇拝します。
2500年前に世の心理、人の命の真理を悟ったお釈迦さまは、
諸行は無常である、と仰られました。
すべてのものごとはかならず移り行く。同じかたちを保ち続けることはない。
それも、人智及ばず「正直」に移り行くのでしょう。
2月8日(日)の午後、お釈迦様の涅槃会を営みました。
みなさんと一緒に、お釈迦さま最期のご様子が描かれる涅槃図の前で
お経をお唱えしました。
涅槃図を掛けるのは年に一度きりのことです。
仏さまの教えが説かれる風景にその都度学びなおし、忘れかけていた
大切な気持ちを再確認する場ではないでしょうか。
お釈迦様の頭上には満月が照らしており、
同じ夜空にはいくつもの雲が泳いでいます。
満月は仏性。慈悲と智慧。
雲は煩悩。闇に迷わす。
月は動かずとも、風吹けば雲は常に動き、月を隠します。
月隠れれば辺りは暗くなり、見えていたものも見えにくくなるものです。
風は様々なご縁のように常に吹き続けています。
私たちの心を磨き、心中の月を輝かせるための精進努力とは、
いつ何時も同じ場所に揺れる雲をよく観察することに始まります。
風と雲の関係性も、やはり正直ですから。
今年もみなさんにおまいりをいただき、心の安らぐひとときでした。
いただいたお供えの涅槃だんごは素朴なお味。
素朴さを喜ぶことも、お釈迦さまの教えと心得ます。
波静まった諏訪の湖面に月が映る。
来年の涅槃だんごは黄色を加えよう。
合掌
3月日曜仏教会のご案内
春休みちいさな寺子屋
小学生に未就学児も加え、短時間で行うちいさな寺子屋です。
春休み体験は午後のひとときをお寺で過ごしてみませんか。
体も気持ちも伸び伸びできますよ。
保護者さまの同伴も可能です。
一昨年の仏器みがきの様子
昨年のうでわ念珠づくりの様子
3月29日(日)午後2時~4時
内容
★キッズヨガ 指導:北原 愛(ヨガインストラクター)
★おみやげ味噌玉づくりと3分法話 指導:小林真美・副住職
毎回行っているキッズヨガ
参加対象
小学生・幼保園児
20名程度(高低年齢の2チームに分けて進行します。)
参加費
500円
申込先
070-4195-8939(真福寺)
2026年2月の「言葉の力」

この経験をどう受け止めるか
船の帆はいまの心の在り方
行く先は風で決まるのではない







