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仕合わせ

先日、ある結婚式に出席しました。新郎友人がお祝いの言葉の中で中島みゆきさんの代表曲『糸』を歌ったのを聴き、それがとても心に染み、改めて良い歌だなと感じたのです。

        

                         

なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない

いつ めぐり逢うのかを 私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下 ふたつの物語

 

縦の糸はあなた 横の糸はわたし

織りなす布はいつか誰かを 

暖めうるかもしれない

 

縦の糸はあなた 横の糸はわたし

逢うべき糸に出逢えることを

人は『仕合わせ』と呼びます

 

しあわせには「幸せ」「仕合わせ」の二通りがありますが、この詞では『仕合わせ』としています。偶然性の有難さを表現しているのですね。

糸と糸が交わった事実。綺麗に垂直で交わろうが複雑に交わろうが、これはです。

が広がり深まり、はじめて布となるんだよと歌詞の意味に含まれています。

 

この曲ではとても大切なことを含み歌っております。

それは、縦の糸も横の糸も、もともと様々な縁があってこそ、そこに向いて伸びてこれたということです。 「ふたつの物語」

良い縁、悪い縁、あるいは断たれた縁も含めてそこに伸びてきた糸(わたし)であり、同じく何処かから伸びてきた糸(あなた)と交わった時に、それが将来結ばれる吉縁であったのなら、過去のどんな縁にも感謝できる気がしますね。しあわせです。

世には苦い縁もあります。それをどう受けとめるかが自身にこれから生じる機縁です。

互いにどこを向き歩むのか。その道には新たな縁が芽生えます。明日へ織りなす布のように、これからを大切に生きることが求められているのだと感じます。

 

遥か昔より、終わりなき苦楽の縁あるいは絆というものを深めてこられた先人達の織りなした布の中に自分はいるのです。

縁と絆の字には、やはり「糸」があります。

                                                  合掌

追記

娘が4月末で3歳を迎えることもあり、張り切ってひな壇を飾りました。客殿に一週間程飾ってありますので、お寺にお立ち寄りになった際には、ご覧になってみてください。

                                                               寺庭

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