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秋晴れのぶどう狩り

すっかり秋陽気です。

今夏の諏訪地方は、世間ではまだ残暑と呼ばれる時季に雨降りで肌寒い日が続きました。例年に比べ涼しかった夏が足早に過ぎ、残暑を身に感じることもなく秋の冷え込みがやってきました。

 

一転、お彼岸辺りから好天が続くようになり、暖かい日の射す秋晴れに恵まれた9月終盤の一日、昼食時に合わせ家族でぶどう狩りに出掛けました。

妻が、親子サークルのイベントで利用したという箕輪町の「雅秋園」を勧めてくれたので、そちらに車で40分ほど走り向かいました。

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こども達が楽しめる少し懐かしい遊具と、存分に走り回れるほどの安全なスペースがあり、どの家族も安心してくつろげている様子でした。

ぶどうの種類はナイアガラ、デラウエア、コンコードの3種。入園は大人500円、小学生以下無料。ラーメン、軽食、飲物の販売もあり、大変良心的な秋満喫のスポットです。

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暖かな陽気に雄大な自然に囲まれ、遊ぶこどもを眺めながら、のんびりぶどうをいただいているなかで、信州の魅力的一面を実感します。

 

さて、普段はあまりいただくことのないコンコードというぶどう。ワインの原料に使われています。

ワインというと隣県山梨の甲州ワインが広く知られています。

ぶどう栽培が日本で最初に行われたのも山梨だそうです。

 

山梨県に在ります同宗派の古刹、大善寺のご本尊薬師如来座像は、薬壺を持たず、なんと左手にぶどうを持たれています

ご本堂は国宝であり、ご本尊御開帳は5年に1度のようです。

ぶどうに薬効があるというお薬師様の教えを広めたと聞いておりますが、その薬効とは、調べてみるといろいろとあるようです。

食を楽しむ秋と言われますが、体に良いものを多く口にできるといいですね。

 

9月末に行われる密厳流遍照講長野南部教区連合会の御詠歌講習会。今年は、山梨県石和での開催となります。

10月の真福寺は恒例行事「報恩講ー奉納餅つき大会ー」がございます。

みなさんと餅つきに汗を流して、作りたてを味わいたいと思います。

お気軽にお越しください。

高幡不動尊参拝

このたび真言宗智山派長野南部教区青年会の研修で、東京の江東区にある成田山東京院深川不動堂と日野市の真言宗智山派別格本山高幡山金剛寺を参拝しました。

私は葬儀が入り、高幡山金剛寺のみの参拝となりました。この寺院は、高幡不動と呼び親しまれており、関東三大不動がご本尊としておられる祈願所の名刹であります。

自身、5度目の参拝であり、真福寺の住職と大黒、役員、檀家様は、毎年一行にて初詣をしております。

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さて、この寺の御住職は、私たちの宗派では別格本山寺院の御貫主と呼ばれております。

大僧正  川澄祐勝貫主猊下。

2009年に著作『叱られる幸せ』が出版されております。

高幡不動でこの御本を手にして見ることができ、パラパラっとめくってみました。

目に入ったのは、目次にあった「怒らずに叱る」というタイトル。

時間もないので、読むには至りませんでしたが、帰りの電車でふとそのタイトルがよみがえり少し考えてみたのです。

 

怒ると叱るは違う。

しかし、それを自らの意思で機に応じて体現することは容易ではない。

 

怒るとは・・・叱るとは・・・。 私なりに考えてみる。

怒るは短絡的と言える。この行為をするには考えなくてもよい。

その場の感情が、そのまま表現の核となり行為を導いていき、対象に向かう。

言葉の分別を守っていても、冷静な姿勢を失うと、必要以上に対象を傷つける言葉や行為を生み、毒すことにもなる。

 

さて、叱るはどうか。これは考えて行う行為であると思う。

厳しさのなかにも言葉の分別を守り、対象の気持ちを考え、対象のその先を考え、そして同時に自分にも厳しくなくてはいけない。

思いやりが伴っている

 

以前、本山智積院奉職時に修行僧の監督をしていた時に、まさにその経験をした。

現在、子育てをする父として、時々このことについては考えさせられる。

自身、当然反省ばかりである。

都度、こどもは反省を活かすチャンスをくれるが。

 

怒ると叱る、根本的な違いをひとつだけ、自分なりに理解している。

怒るは、突き放す行為。  一瞬でも相手を信じていない自分がいる。

叱るは、寄り添う行為。   相手を信じる自分がいる。

また、どちらも厳しき行為だが、その先の互いに信頼が有るか否かで、因果は異なる。

 

子育てや指導は勉強になる。こちらが教わることの方が明らかに多い。

こどもは大人の失敗を許しチャンスをくれる。

大人はそんなこどもに甘えず、大人こそ自分に厳しく、しっかりと叱る実践をしなくてはならない。

将来、叱られたこと、叱ったことが色あせても、互いに良薬として残るような関係構築が必要だと思う。

 

高幡不動参拝の帰り道、川澄貫主猊下の御本を思い出し、ふと考えたことです。

 

真福寺では、毎年高幡不動の初詣を計画し、30名ほどご参加していただいております。

 

高幡土方像

高幡不動は新撰組副長、土方歳三の菩提所でもあります。

草刈り作業御礼

9月15日(日)早朝、日の出とともに住職、総代による寺の所有地(堂窪地・中山地)一斉草刈り作業を行いました。

今年の第3回目。総代の他に、有志で協力して下さる方もおられ、有難いことです。

今回、夏の日照り、そして雨量が多かったことにより、草やつるがだいぶ成長しており、草刈り機にコシの強い草がからみつき、みなさんお疲れだったと思います。

春夏秋と1回づつ草刈りを行いましたが、朝は早くから、夏は暑いなか、そしてみなさんの休日の時間も割いていただきました。

お陰で今年の一斉草刈り作業も終了であります。

総代のみなさま、お手伝いに参上してくださったお二方、誠にありがとうございました。

奉仕のお気持ちに感謝いたします。

また、ご近所の方には、早朝より騒がしい作業となりご迷惑をおかけしました。

 

草刈り後、みなさん寺に戻り、境内で食事を摂りました。

作業後、秋風に触れながらのおにぎり、味噌汁は美味しかったです。

堂窪

堂窪 

中山

中山

報恩講~奉納餅つき大会~

恒例になりました秋の報恩感謝の行事。

今年も餅つき大会を行います。秋空の下で良い汗を流しましょう。

 

◆日 時  10月11日(土) 10時~12時

        10:00~10:15 おつとめ・お話   本堂

        10:20~11:20 餅つき・お餅づくり  境内

        11:30 奉納・食事会  客殿

◆場 所  境内 

◆参加費  無料 どなたでもご参加できます お子さまの活躍も歓迎

餅つきの後は、もちの丸めやあんこづけなどにも楽しくご参加ください

■体 験  少し早くお寺に来て、一緒に写仏をしませんか。

        9:00~10:00 写仏のつどい開催  客殿にて

        今年の守り本尊の写仏です。気軽にお越しください。

           ※持ち物不要

報恩講―餅つき

報恩講―写経

おもちつきの合間に心を休めて20文字写経の実践。

Suwakoi~諏訪に来い、諏訪に恋する~

秋がやってまいりました。

○○の秋・・・いくつか思い浮かぶものがあります。

お祭りの秋!も、そのひとつではないでしょうか。

岡谷では昨年「諏訪湖よさこい」というお祭りが立ちあがりました。

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よさこいとは、鳴子を使った踊りをメインとした大変スケールの大きい、全国的に盛んなイベントです。

昨年の第1回目の諏訪湖よさこいの準備等に声をかけていただき、少しほどお手伝いに加わらせてもらうことができました。

すべてを終えたあとの率直な感想。これだけ大きなスケールのイベントの開催を企画した人たちの熱い想いと実現力がすごい!と思えたことです。

運営の中心に携わった人たちの実行力と、それに引っ張られて有志で多くの人の力がまとまり、さらには地元の理解や御協賛を得て、巨大な祭りが成し得ていった様を見させていただきました。

こうやって岡谷の、諏訪の歴史が作られていくのだと思えたのです。

 

さて、今年は9月14日(日)、岡谷市湖畔公園を中心に第2回諏訪湖よさこい開催されます。

私も実行委員の一人として、微力ながら準備段階よりこの活動に携わらせていただいております。

踊り連は全国から40を超えるチームが集結!ようこそ諏訪へ! 

諏訪湖と八ヶ岳をバックに舞い踊ります!

地元のグルメ・観光・産業が集まり盛り上げるロコモールも大展開しております!

岡谷が元気に!諏訪が元気に!みんなが元気に!

誰でもが集まり、楽しむ、この秋地元第一号の豪快な祭りといたしましょう。

 

どうぞ、お寺のHPをご覧下さっているみなさんも、ご家族、ご友人お誘いあわせて来場いただき、このイベントを盛り上げてくださいね。

会場でお会いしましょう!

(詳しくは諏訪湖よさこいHPをご覧ください。

総踊りをクリックすると、岡谷市のみなさん、市長までもが踊るPR動画がご覧になれますよ。)

修行時代の仲間

8月最後の日、修行時代の仲間との同窓会が東京で開かれました。

私が修行僧として本山である京都智積院に入ったのが平成13年3月。25歳の時。

全国各地から集った30名がその春入山しましたが、

やむなくの下山者もおり全員で卒業することは叶いませんでした。

研鑽、寝食をともにし、無事に春の卒業を迎えた仲間により、同窓会が始まりました。

最初は東京、次は東北… 全国の仲間のもとで毎年行われてきた同窓会ですが、

震災の年以降は数年行われず、久々の集まりを再び東京としたわけです。

発起したのは修行当時18歳だった埼玉錫杖寺の江連君。

 

一年間の僧堂生活であります。

たった一年の中にぎゅっと僧侶を養成する為のカリキュラムが詰め込まれ、

寺に寝泊まりし朝から晩まで修行僧としての生活をおくり、

卒業までに皆それなりの僧侶らしく育てていただき巣立つのです。

年齢は下は18歳、上は60歳を過ぎた方も多くおられます。

わずかですが、尼僧さんも事情を抱えて修行の門をくぐります。

僧侶に成るために本山に修行に入る。そのスタート時点の形は皆同様ですが、

そこに至るまでの過程、事情というのは様々なものがあります。

必然的なもの、前向きな決心もあれば、前向きとはとれない事情、

深い悲しみを背負ったままの決意、そして運命的なもの。

頭を丸めて入山する春を迎えるまでの、その人の歩み、

社会において担った職務や立場、学歴や経験は実に様々。

 

しかしそこは、それまでにどんな経験がありスキルを持とうが、

そして社会での立場があろうが、関係がありませんでした。

それを語ることに意味を持ちませんでした。

同じ修行僧。

僧侶を志し本山に入った30分の1。

そこに本来上下関係や差別はない。

 

実際はというと、高校卒業したばかりの18歳の者にとって、

そこは年上ばかりであり気を使う毎日。

60歳過ぎて、長い会社勤めから退いてこられた方にとっては、

会社の部下よりもはるかに若いような者達に体力がついていかず、

修行僧の中におのずと形成される組織のリードを若者に譲り、

若者に足並みをそろえなくてはならない、その年になっての苦労。

皆、常識が違う。バラバラな者の集団生活。それぞれにストレスが生じておりました。

覚えることが多くあり、その時期を夢中に過ごし、体力がものをいい、

迷惑をかけぬよう必死に足並みをそろえ、やがて慣れるものは慣れ、実るものは実り、

少しずつ自分の居場所やペースというものをつかめていきます。

最後に残るもの。それは人間関係でした。

これはきっと、僧堂生活であろうと、学校であろうと社会であろうと、

どの環境においても同じです。

大切なことは人間関係。人とのつながりを実らせるということです。

 

一年間、修行中は一同がフラットであり、人の過去や経験はあまり見ようとはしません。

興味の対象になるのは、一年と限られた時間の中での、その人のこと。

僧堂生活という、とても狭い社会における姿勢や成果、関わり。

そこに勘違いが生まれ、人を見誤ります。その人の歩んできた道を知らないのですから。

 

だからこそ、卒業して同窓会などで再び集い、話すと常々思うことがあります。

人はどのようにして生きてきたかがとても重要である。過程が大切なのだということ。

改めて、過程において身につけてきた経験が人を支えていることに気付かされます。

実は同じ衣を身に着けていても、その人の人生が活かされた僧侶になっていくのです。

出家して僧侶となることは、過去を捨て去ることではないのです。

 

少なくとも私の修行僧の仲間は、

その僧侶の姿に、過去に重ねた経験が光りはじめています。

そして、これから先に積み重ねてゆくもの、その歩みが将来なにかしらの形になります。

これからも謙虚にそのことを忘れずにいたいと思います。

 

同窓会・・・鍋を囲み楽しくお酒を飲みながら・・・

12年前、修行僧として本山にいた頃の話に花を咲かせます。

当時33歳だった仲間の話だ。

寺の住職が倒れ、まわりから急遽住職となることを急がされ、決意せねばならず、

会社を辞め、妻子を残し、長い髪を剃り落として本山に修行に入った。

3月31日は本山に入山する日。その前日はこどもを連れて、

家族みんなでデイズニーランドに行き、別れの日を楽しく過ごした。

ディズニーランド・・・夢の国・・・夢と魔法の輝きの世界。

素敵なメロディーに包まれて・・・。

 

その24時間後に見たもの。 

シ~ンとした畳敷きの暗い場所。 寒い京都の寺の中・・・。

夜中に起こされ、下駄の音とお経に包まれて・・・。

なに、このギャップ! 信じられなかった・・・。

 

こんな話に大笑いしながら騒げる仲間がいる。

「原点」があることがつくづく幸せであります。

 

来年の同窓会は長野県開催となりました。

幹事としてみなさんを諏訪にお招きします。

                                                                         合掌

2014年9月の「言葉の力」

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一歩退けば 視野が広がり
物事は好転する
歩みを緩めれば 視界変わり
気付きが生じる

月別一覧

今月の「言葉の力」

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一歩退けば 視野が広がり
物事は好転する
歩みを緩めれば 視界変わり
気付きが生じる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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