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母校の創立150周年

今年、岡谷市立川岸小学校が創立150周年の節目を迎え、

このたび晴れの記念式典・記念音楽会に出席させていただきました。

 

創立より1万を数える多くの卒業生をはじめとし、この地域の皆様、

在校生と保護者の皆様、児童の成長を見守って下さった歴代の先生方、

大変多くの方々がこの慶事を喜ばれていることでしょう。

そして、昔を懐かしんでいることでしょう。

 

 

私が卒業したのは、時代が昭和から平成に変わった年の3月。

あれから35年が経ち、懐かしく昔を振り返る機会となりました。

いま、母校には私の長女と長男が通い、娘は今年度卒業を迎えます。

同じ学び舎において、記念年の喜びを親子で共感できる巡り合わせは、

有難い幸せと感じております。

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川岸小の起源は当山にあり、寺のお堂を教場として使用したと聞いております。

それが前身の岡谷学校。地域の低学年のこどもがこの寺につどい学びました。

やがて、岡谷学校は同じく川岸に在った新倉、駒沢の学校とひとつとなり、

現在地に生まれた新たな学び舎のもと、川岸尋常小学校として変革を遂げました。

昭和時代に川岸小学校と改称していまに至るわけですが、母校は日本国における

明治から平成までの変遷、地元川岸の人々の生活環境の変化とともに歴史を

刻み、恩師と地域の方々に見守られながら、多くの児童が学び舎を巣立ちました。

 

歴史上における教育環境の変革への動きは、令和時代に入り速度を増しております。

川岸小と岡谷西部中学校を義務教育一貫校とする「川岸学園構想」に

もとづく議論と大改革が、令和9年開校の実現に向けて進んでいます。

 

 

川岸小学校という名称をもって迎える周年事業はおそらく最後かと思われます。

今年卒業を迎える6年生児童にとって、長い歴史を重ねた学校に多くのお祝いが

寄せられる慶祝の年に巣立つことは、末永く本人の記憶に残ることでしょう。

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娘が考案した周年記念キャラクターが採用されることになり、記念運動会に

児童、保護者、先生方がおそろいで着用するTシャツなどにプリントされたり、

至るところにキャラクターを見かけ、新聞紙面などでも紹介していただきました。

娘は幼い頃から絵を描くことを好んでいたので、親としてもこの上ない喜びです。

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記念事業の目玉にある『創立150周年記念誌』制作。

実行委員の方々、地域の方々が歴史の重みを後世に残す重責を担い、

本誌の編纂に愛と情熱を込めて取り組まれるお姿を想像しております。

川岸小としての姿を知る最後の記念誌ともなれば、なおさらのこととお察しします。

 

ご担当の方からお声がけいただき、卒業生の一人として在校当時を振り返り、

記念誌に思い出の一文を寄せさせていただきました。

事業のひとつに形が残ることは私にとってハードルが高く、当初は申し訳なく

気がすすみませんでしたが、私が信頼する方が声をかけて下さったこと、

この学校に長くお世話になっていること、そして、多様性が重んじられる時代、

いろんなこどもがいてよいと考えるように、いろんな卒業生もいて然り、と思い、

こどもたちに向けてメッセージを残しました。

 

 

学校で遊んでばかりいた私には、胸に刻まれいつでも蘇るような記憶が乏しく、

思い出を探し出そうと当時の卒業文集を開いたのです。

懐かしく読み返し、先生方が寄せてくださった過去のお言葉が胸に沁みました。

年内に刊行される記念誌に綴られる歴史上の変遷やメッセージの数々が、

これから巣立つ多くの児童が成長する先々で、その胸にすっと沁みる時が

きっと訪れるだろうと思います。

 

 

思い出の文末に、お世話になった担任の先生に会いたくなったと綴りました。

寄稿のあと、不思議とご縁がありまして、先生のお住まいを知ったのです。

以前の日記にも触れましたが、先生の嫁ぎ先は飯田市内の臨済宗のお寺でした。

気持ちに蓋をせず、意を決して先生を訪ね、卒業以来の再会を果たしたのです。

私が見失っていた糸、切れかけていた糸をつないでくれたのは、もとを正せば

母校創立150周年に巡ってきたご縁のひとつと考えています。

 

 

 

この周年事業の要となって、矢面に立って尽くされた方々の情熱が実り、

巡りめぐり大きく広まった輪のなかで、無事に式典が挙行されたいま、

ありとあらゆる所であがっている「喜びの声」が想像できます。

 

在校生の親として、また同窓生として心より感謝の気持ちを残します。

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

       \川岸小学校万歳/

                          合掌

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11月日曜仏教会のご案内-終了しました

日頃から身近にあるお経本『智山勤行式』。

内容を学びたいと思っていた方にとって有意義な時間になればと勉強会を開催。

もともと不勉強な私にどこまで伝えられるのかと不安でいっぱいでした。

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話を聞いて、とても難しく感じてしまった方は多いと思いますが、

普段、寺と檀信徒一緒に声をそろえてお唱えすることができるこの経本が、

とても大切なものなんだと感じてもらえたのなら嬉しいし、これから先にも

皆それぞれお唱えする機会を、生きるための仏教という気持ちを添えて

大切にし、また励みにもしてほしいと思います。

 

『智山勤行式』の勉強会

~檀信徒常用の経本について学びましょう~

 

日 時   11月12日(日) 14時~15時30分

場 所   客殿

参加費 無料 

申込み 不要

持ち物 不要

どなたもご参加いただけます。

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真言宗智山派における、寺院と檀信徒共通の身近な経本、智山勤行式。

檀徒様も檀徒でない方も、当山の行事ではともにお唱えしています。

この内容について、一緒に学び考える機会にしましょう。

 

新たな「気づき」がこの経本のなかにあるとよいですね。

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皆さんとの尊いおまいり

秋のお彼岸が過ぎた頃から、申し合わせたように寒くなりました。

境内では桜や梅の葉が落ち始めた頃、一斉に彼岸花が伸びてきました。

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あれ、今年は〇〇が少ないな。□□が出るのが遅いな、という

人間のものさしで捉えがちな自然というものがありますが、

総じてみれば、自然に不思議はなく、咲く時に咲き、散る時に散っています。

 

「不思議がないことが不思議」なのです。

 

それが、因縁生起の真理。

 

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数多有る自然は、土の中、空中、地上の木々や草花に真理を表し、

大いなる力を秘め、そして無限のつながりを有します。

 

時に人間界に非情な試練を与え、そこから人は知恵と進化を授かることもあり、

我々無数の生命は、この自然の力に頼り生かされています。

やはり、不思議がないことが不思議なのです。

 

私達人間も自然の一部であり、本来は不思議がないはずです。

つまり、私達のまわりの出来事、もの、すべて真理の表れではないでしょうか。

そして、きっと大いなる力と無限のつながりも秘めていることでしょう。

 

 

さて、このたび、真福寺発祥の地寺平まいりをつどい、初秋の山を歩きました。

ご参加いただいた皆様と、無事に祖師覚鑁上人をお参りすることができました。

 

春秋二度の寺平まいりのつどいを、覚鑁上人のお住まいであった高野山の

密厳院にちなんで、「密厳講」と名付けています。

 

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寺平一帯の山の間伐事業により重機が入り、その進んだあとが参道となって、

覚鑁上人がおられるところまで安全に歩けるようになり3年。

それまではまともな道がなく、有志にてつどい、藪を搔きわけて進んでいました。

この3年の間に多くの方が関心をもって下さり、大勢つどって覚鑁上人のお姿に

触れられるようになりました。

こどもからお年寄りまで、安心して山中をお参りできることは誠に有難いことです。

 

お一人で山中におられる覚鑁上人を気遣い、傘を被せてあげたいと申し出て

下さる方もおられ、とても嬉しく思った次第です。

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この寺平という場所は、日頃は人の出入りがある山ではありません。

よって、整備もされておらず、人が頻繁に歩けばお参りの道が残りますが、

そうでなければ、おそらく時とともに前の姿に戻っていくでしょう。

 

以前のように、祖師覚鑁上人像が藪のなかに見つけられない状態に

なってしまうかもしれません。

私自身、いつまでお参りを続けられるか。そして次世代へ引き継げるのか。

いま、皆さんに関心をいただいている一方で、将来への心配もあります。

 

いずれ、元どおりの山に戻ってしまうことを想像すると、祖師を寺の境内にお移しし、

寺発祥の聖地には標を残すということも考えなくてはいけません。

 

 

かつて先人が寺の発祥地に思いを込め、祖師像をお祀りし、それを祝ったのです。

昭和33年頃と考えられています。

当時の思いはもちろん大切ですし、いまの私たち自身にも信仰の思いが生じています。

人気のない山中に祖師お一人を残しておくことは胸が痛みます。

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春秋に行なう密厳講寺平まいりに、一人でも多くの方をお誘いし、

ともにおまいりしていただきたく思っております。

願わくば、折あるごとにおまいりを重ね、この道を心の拠り所として、

皆共に信仰をつないでもらえると嬉しいです。

 

そして、祖師覚鑁上人像と寺発祥の聖地を思い、

将来にむけた相応しい在り方をともに考えていただけませんか。

不思議なことではありません。これが真理です。

 

物の興廃は必ず人による。人の昇沈は定めて道にあり。

                            合掌

 

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2023年10月の「言葉の力」

雑にすれば雑が返ってくる

他人に対しても
環境に対しても
投げたものが返る

月別一覧

今月の「言葉の力」

雑にすれば雑が返ってくる

他人に対しても
環境に対しても
投げたものが返る

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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