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令和4年写経奉納

12月21日、納め弘法の日。

観音堂にて、今年皆さんが納められたお写経の奉納祈願を致しました。

写経は毎月21日の写経体験会、毎月末日の晦日キャンドル写経にて

お寺に納められ、他にも有志にてしたためられた写経がお寺に届きました。

今年はとても多く、その数は300巻を超えております。

大変有難いことです。

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今年納められた写経とそのお心は、すべて観音堂の聖観音菩薩のもとに供え、

来年一年の間、毎朝供養と祈願を重ね、その後にお焚き上げ供養いたします。

納経願主皆様からの厚いお志に心より感謝申し上げます。

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毎月、熱心にお写経に通われる方が、

「最後まで静かな気持ちで書けるようになった。」

と、自分の変化を喜び、涙を流しながら笑っていたお顔が忘れられません。

 

写経は一度体験してみるもよし。

気の向くままに通って自分の励みにするもよし。

私も毎月21日に皆さんと勤める写経の時間が励みになっております。

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お写経のひとときは、御仏の慈悲の舟に乗せていただくようなもの。

その姿に心が表れ、そして心が洗われてゆく。

安心してお勤めできる修行として、皆さんに勧めております。

 

ご供養、ご祈願でお勤めの方、自行また楽しみとしてお勤めの方、

写経に向き合う心は様々ですが、すべて徳が積まれ、やがて回向します。

来年も、お写経の仲間が一人でも増えることを願います。

                             合掌

 

 

~御礼~

さて、本年も残すところ十日。

今年も振り返れば、色々な方に支えていただきました。

たくさんのおかげがあって、よき一年を送ることができたことを悦び感謝しつつ、

これより身のまわりを整理し、寺の掃除などを節目に向けて進めてまいります。

 

寒さ厳しき時を迎えております。

皆さまにはお身体ご自愛いただき、お健やかな年越しをなさって下さい。

一年間、誠にありがとうございました。

                    

なお、年明け1月4日、午前10時からの聖観音初護摩供法要の

ご祈祷護摩札の申込みは、年内承っております。

お寺までお問い合わせ下さい。

 

~大晦日二年まいり~

23時00分 古札等お焚き上げ (お持ち寄り下さい)

23時20分 先祖回向  本堂

23時40分 除夜の鐘 (人数制限はございません)

新年0時0分 初祈願  観音堂

縁起物は本堂でお求め下さい。

本年も厄除汁、甘酒の接待は致しません。ご了承下さい。

二度とない時の輝き

手嶌葵さんの歌う『明日への手紙』という曲のなかに

こんな詞があります。

 

人は迷いながら揺れながら歩いてゆく

二度とない時の輝きを見つめていたい

 

私はこの曲すべてが好きなのですが、そのなかでも

この部分に仏教的要素を感じ、惹きつけられました。

(作者は意図してないと思います。すみません。)

 

 

こんなことを思うのです。

人は生きている限り迷い続けるもの。

迷うことがその人の人生の道となる。

 

 

私のもつ仏教的価値観は、

迷いを断ち切ることが「終着駅」なのではなく、

迷いのなかにも仏を探し続ける「信仰心」です。

 

誰もが二度とない人生、二度と辿ることのないこの時を歩んでいます。

だからこそ、この時とは輝かしく、そして非情な厳しさも伴うのです。

 

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12月12日は祖師興教大師覚鑁上人のご命日です。

覚鑁上人は、人の「臨終の大事」を説いています。

人は幾ばくも無い命の時のなかにあって、自分の限りある「呼吸」のなかに、

仏を観想することができるというのです。

 

最期が迫るなかで、どうしたらそんな境地に到ることができるでしょうか。

見守る人にとっても同様のことが言えます。

 

 

私は、その時、心に観ることのできる仏さまの存在が、

人それぞれにあるものと考えています。

 

人それぞれの仏さまとは、死が迫って探しにゆくものではなく、

達者なうちの日々から結ばれていくものです。

 

お寺や先祖の墓などに限らず、たとえば何気ない日常や人との関わり、

身近に見つけた自然の草花、川の流れる音や鳥たちの声にもあるのです。

仏さまは姿形や音を定めず「遍満」しているのですから。

どこにそれを感じとり結ばれていくかは、心のスイッチがみな違うのでしょう。

 

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ある日のお参りの方のお背中

 

わかりやすいシーン、そして受け継がれる大切な行ないのなかにおいて、

私は回忌供養を終えたご家族に向け、このようにお伝えすることがあります。

 

「供養には養うという字が含まれています。

これからは亡き人の御霊とともに、ご自身も養うなかに加えて下さい。」

 

 

回忌の節目に供養を重ねることは、形変わりゆく者たちが

形のないものを敬い、幾度も向き合うということです。

養うとはそういうことであり、この先を生きる者の心が養われる

その姿がお供えされるのです。

重ねる供養は「追善」と呼び、徳が積まれることだそうですが、

まさにその通り、仏縁の徳であると思います。

 

臨終の大事に観る、一呼吸のなかに宿る仏さま。

やがて来るその時には、きっと結ばれているはずです。

 

 

冒頭、手嶌葵さんの歌う詞には、このような一節もあります。

 

「形ないものの輝き」

 

形あるものを求め振り回されている人の世にありますが、

人の主(あるじ)は形のない心です。

人生の創造主こそ、始めは形のない心。

 

この心の水が乾くことがないかぎり、

人は迷い尽きぬ日常に形ないものの輝きを映すことができます。

人それぞれに、仏さまを感じ結ばれていくのです。

 

二度と戻れない道に迷い悲しみ、何度も洗われて輝く人の姿。

                           合掌

2022年12月の「言葉の力」

感謝の心に救われる

    ~感謝は力~
お陰の存在に気づくことは
救いの力を身につけること

月別一覧

今月の「言葉の力」

感謝の心に救われる

    ~感謝は力~
お陰の存在に気づくことは
救いの力を身につけること

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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