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2020年3月の「言葉の力」

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お別れの季節
心静かに時振り返れば
きっと多くのありがとう

信頼

以前、フリーアナウンサーの中野美奈子さんがテレビ番組で

自分が感謝している恩人としてあげられたのが、

同じくフリーアナウンサーの笠井信輔さん。

笠井さんは現在、闘病生活を送っておられます。

 

なぜ中野アナは笠井さんに感謝しているのか。

悩みを抱えていた頃に、3階のスタジオから15階のアナウンス室まで、

エレベーターを使うことなく毎日一緒に階段を登り、仕事の相談から、

日常のささいなことまでいろんな話をされたのだそうです。

それが日課となっており、当時とても頼りにしていたと明かしています。

 

これを聞いてその程度のことかと思ってしまうかもしれませんが、

社会人として経験を重ね、一人前の扱いをされるようになってからは、

実は孤独と戦っている人って大勢いらっしゃると思うんです。

中野アナが感謝しているような心開いて寄り添える存在って、

なかなか見つからないのではないでしょうか。

 

社会経験を重ね、なお多くを求め、求められていく成長過程には、

取捨選択のなか何かを切り捨てたり、面倒な日常は避けて通ることもあるでしょう。

自ずと合理的な考えのもと、「近道」の価値を教え、教わることが多くなります。

 

便利になった私達の生活には、常に近道が用意されています。

3階から15階まで上がるのに階段を選択する人って少ないでしょうね。

時間と労力の無駄だからです。

 

ですが、お二人は毎日ともに階段を登ることを選び、その一歩一歩に費やした時間に、

とても大切な「会話と呼吸」を共有して重ね、二人の間に『信頼』を築いたのです。

中野アナにとって先輩の笠井アナは、「代わりの効かない心の支え」だったのでしょう。

毎日、自分と一緒に遠回りをしてまで時間を費やし支えてくれるような方って、

みなさん、身近に居られますでしょうか。

 

本山での修行時代にお世話になった先生が仰ってました。

『大切なものを見つけたければ、たくさん無駄もしなさい』

 

真言宗の布教には「同行二人」という言葉があります。

いつでも弘法大師がともにあるという、信仰と功徳の深さを表す言葉です。

 

中野アナは、笠井アナと毎日通った階段トークにかけがえのない価値を感じており、

感謝をしています。

まさに同行二人、偽りない信頼関係がここにあります。

そんな恩人とも呼べる絆、とても素敵な話だと思いました。

                           合掌

真言声明×御諏訪太鼓山本麻琴コンサート~-中止となりました

現在発生している新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、

大変残念ではありますが、コンサートを中止とさせていただきます。

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本堂大日如来像・不動明王像 開眼一周年報恩

真言声明×山本麻琴コンサート

『六大の響き』

~仏教音楽と伝統御諏訪太鼓の響鳴~

 2020021201.jpg↑画像クリックでチラシが見れます。

日時 4月24日(金) 19時開演 

場所   真福寺本堂 (入場無料・申込不要)

出演 六大(高野山真言宗僧侶)

    谷響(真言宗智山派僧侶)

    山本麻琴(御諏訪太鼓)

境内の枝垂れ桜をライトアップ

 (昨年開催コンサート)

記事

 

本年同日開催 『僧侶のつくる精進料理を味わう』

こちらはご参加申し込み下さい。

 

 

 

 

つなぐ仏教

2月はお釈迦様が入滅された日(ご命日)を迎えることから、

ご法事の際など、お釈迦様のお話をさせていただいております。

実はお釈迦様のご命日をご存知ない方がほとんどです。

これに限らず、ご法事や法要を重ねてきて感じていることですが、

お檀家様にとってお釈迦様がとても遠い存在になっています。

 

お釈迦様が遠い存在になり、次世代への伝わりが薄れていくのは

大変寂しいことに思えています。

現代人にとって、暮らしの面、こころの面において寺や仏教が身近になく、

葬儀に立ち合い初めて仏教に触れるという現実があります。

 

2月15日はお釈迦様のご命日にあたります。

本山奉職時にお仕えさせていただいた、今は亡き総本山の化主猊下が、

2月14日のお逮夜に、釈迦涅槃図を指しお釈迦様のお話をして下さいました。

猊下はお涙を浮かべながら、

「仏教は素晴らしい」と仰られたのです。

あの日のことは15年経ったいまも忘れることはありません。

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仏教は「生きるための教え」が詰まっています。

私たちの暮らしのもっと身近にあって良いのです。

これからも様々な機会において仏教のお話をたくさんしていこうと思います。

仏教離れ、寺への関心が薄れる真っ只中を勤めていく青年僧にとって、

仏教のバトンをつなぐことは使命であり「楽しみ」と考えています。

                                  合掌

2020年2月の「言葉の力」

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信仰と祈りで難を滅し
福に転ずる

月別一覧

今月の「言葉の力」

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お別れの季節
心静かに時振り返れば
きっと多くのありがとう

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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