春到来~月行事について~
心地よく暖かな季節を迎えました。
辺りに春の息吹きを感じ、春の命を探し出会うことの出来る、
出かけが楽しくなる、もっとも愛される季節ではないでしょうか。
長い冬を越し、お寺では月行事が始まります。
どなたも安心してご参加いただける行事です。
冬の始め11月まで毎月行われますので、ご都合に合わせて
お気軽にお越し下さい。
月1回
◇朝まいり会 9:00より
◇寺カフェ 10:00より
◇写経の会 9:00より
◇念珠の会 10:00より
月2回
◇御詠歌の会 13:30より (変更月有り)
日程はホームページ上、毎月の予定をご覧ください。
ご不明な点は、遠慮なくお寺まで問い合わせ下さい。
雪に覆われた春彼岸
暑さ寒さも彼岸まで。
その言葉通り、彼岸入りを迎える頃には暖かな陽気が続き、
すっかり気分は春、生活も徐々に切り替わっていました。
ところが春分の日でもあった彼岸のお中日、
一転して冬の寒さが戻り、朝から雪降りとなりました。
雪は一日絶えず降り続け、お墓参り、お寺参りを予定されていた方には、
お出掛けを断念された方もいたことでしょう。
思うようにはいかないものですね。
お寺では午前中に区内の彼岸慰霊法要が営まれ、
午後には寺の彼岸行事「春彼岸のつどい」が行われました。
しんしんと雪が降り、大変足元が不安な中をお寺までお越し下さった皆様には、
誠にご苦労、ご心労なことであり、感謝御礼申し上げます。
お彼岸での先祖供養。
故人を「偲ぶ」ことは、天候具合ひとつや年々身心の衰えを感じる方にとっては、
あるいは諸々事情において、それは耐え「忍ぶ」ものであるのかもしれません。
しかし、どれほど便利さや合理性の価値を求める時代であっても、
時に忍ぶ姿、支え合いの姿を見て、次世代にたすきが渡っていくのだと思います。
祖先(みおや)をまつり身を修め 菩提の種を培いて
浄土の光り現実(うつしよ) に いただく今日の尊さよ
『彼岸会和讃』
先祖供養というテーマのもとにつどい、顔をあわせ言葉を交わしながら、
生きる人にとっても癒し、励み、そして供養となればと考えております。
合掌
広島に学ぶ
諏訪圏の各宗派寺院青年僧がつどい、広島の平和記念公園を訪れました。
この地において戦争の犠牲になった尊い命。
その多くの御霊が眠る場所であります。
国民は過去の戦争を振り返り、戒め、平和を祈り誓います。
しかしながら、多くの青年達はこの時代に起きた戦争を知らずに過ごしております。
現在は観光地となっている広大な公園を時間をかけてゆっくりと歩きながら、
地元の方の丁寧な説明をいただき、資料館では多くの資料に目を通しました。
自身、40歳にして初めて訪れた平和記念公園と平和記念資料舘にて、
70年以上前に起きた耐えがたい悲しみと苦しみの事実を知り、
その重大さに触れて学ぶ機会を得ました。
戦後の復興と平和の実現に力の限りを尽くされた先人達のおかげで、
国の成長といまの豊かな暮らしがあります。
過去からの心の叫びにも近い「渾身の祈り」がここにあることを感じます。
もうすぐ春の彼岸がやってまいります。
懐かしむも供養
足を運ぶも供養
偲ぶは私たちの生きる力ともなります。
合掌
真福寺 彼岸行事 『春彼岸のつどい』
3月21日(水・春分の日) 14時より
http://www.okaya-shinpukuji.jp/blog/20171231post-231.html
どなたもお気軽にお越し下さい。
2018年3月の「言葉の力」
春の彼岸がまいります
懐かしむも よい供養
足を運ぶも よい供養
偲ぶは生きる力ともなる