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2022年5月の「言葉の力」

答えは過去に落ちている

進路を照らすヒントは
過去の事実のなかにある

お寺でヨガ~夜桜を眺めながら~

真福寺では、毎月25日夜7時より1時間、ヨガを行っています。

世界中でヨガが普及し、日本のヨガ人口は800万人を越えると言われており、

個々の目的は、健康、美容、メンタルと様々ですが、これだけ多くの方に需要があり、

その確かな効果も認識されていることから、ヨガはこの先も広い世代にポジティブに

受け入れられ、より身近に広がっていくことが想像できます。

 

 

さて、昨今お寺はというと、身近な存在とは言えなくなり、どこか近寄り難い。

しかし、一度この非日常に足を踏み入れたならば、不思議と心の安らぎを得る。

これを私は「場の力」と考えます。

 

 

なぜお寺でヨガをしたいのか。

 

人は場のエネルギーに敏感で、その場に順応する為のセンサーのようなものがあります。

荘厳なお寺の空間は、人を一度立ち止まらせる不思議な力が働き、自分の内側を

見つめる時間を過ごすには大変適しております。

ヨガは自分の体のみならず、潜在意識や心の面にもアプローチしていくものなので、

お寺の環境やそこに流れる空気とヨガの相性はとても良いのものと想像しておりました。

 

お寺までヨガに来られる方の目的は様々ですが、この場で仏教の言葉に触れても

大きく違和感を感じることはないでしょう。

仏教を知る機会ともなるよう、布教環境も整えたいと、この場に期待するのです。

 

 

近くのお寺でヨガができるのであれば、自分も通えるかな。仕事帰りに寄れるかな。

ヨガを目的としてお寺に来たならば、葬儀、法事でしか入ったことのない静かな本堂で、

ゆっくり自分の呼吸を確かめ、手足を大きく広げ、気が付けば心と向き合えている。

場の力が大きな「付加価値」を生み、体も心も楽になり幸福な気持ちにさせてくれる。

 

 

皆さんは普段、これほど仏さまと長く過ごすことはない。

自然と心にもアプローチ出来て、手を合わせ、おまいりするのにもハードルは下がる。

いつか、非日常が日常と思えるほど、お寺ヨガが身近なものになればよいと思う。

仏さまのもとで多くの人が自分の体を労り、心の面で許され、癒され、解き放たれ、

明日に向かう活力をもってもらうこと、自愛の場として広がることがお寺ヨガを主催する

一番の願いとなっています。

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このたび春の枝垂れ桜ライトアップの最終日、初めて庭に出てヨガを行いました。

美しくも儚いピンク色の夜桜を眺めながら。

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暖かくて風もなく穏やかな夜でした。

空には星が見え、体には石畳のぬくもりを感じ、自然に身を委ねたヨガは、

その効果が一層体に染み、この心をほぐしてくれたように思います。

 

おかげさまで、松本、伊那など遠いところからお越し下さる方も増えてきました。

有り難いご縁をいただき、熱心に毎月通われる方も多くいらっしゃいます。

これから先も、心を込めて皆様を迎え入れたいと思っております。

                                  合掌

 

月例行事名:真福寺てらよるヨガ

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毎月25日19時~20時 本堂にて

参加費500円(年度初回参加時1,000円)

定員25名

毎月申込み制

灌仏~ほとけさまに出会う~

お釈迦様のご生誕をお祝いする花まつりが行われました。

仏教伝統行事である花まつりでは花御堂を飾り、誕生仏(お釈迦さま)へ

甘茶をかける作法があります。

なぜ甘茶?なぜこんなことをするの?なぜこんなお姿?

 

非日常のお寺において、さらに非日常の様相や習慣に触れた際に感じる、

心のなかの「なんで?」に対して話に触れ、お釈迦様を知るきっかけとなります。

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お釈迦様ってどんな人?

今回、このお話をするために紙芝居を用意しました。

『お釈迦様の生涯~前編~』

まずは出家するまでのお釈迦様のことを知ってもらおうと、

副住職が初めて紙芝居をいたしました。

 

まずは「実在した人」なんだということを認識していただくことが欠かせません。

 

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後編が気になる方もいらしたと思うのですが、時間の都合上ここまで。

後編は、この夏の寺子屋で読むことにしております。

 

 

近頃意識するのが、お釈迦様のいない今の世の中にもその教えは生きているけれど、

しかし、日常に色褪せているという現実です。

 

お釈迦様の教えは、苦に向き合う処方箋であり、現実を生きるための教えです。

あらためて、「生きるための仏教」として捉えてもらうこと。

お経を読み、聞き、書き、それが自分を励ますことに通じると知ってもらうこと。

そのための解説や布教活動がこの先に欠かせない僧侶の課題となります。

 

春の花まつりと冬の涅槃会は、ほとけさまに出会うためのまさに好機です。

寺院では未来に大切につながなくてはいけない仏教行事。

仏教徒としてまことに明るい機会です。

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花まつりの行事を楽しむなかで、命の尊さを知りこの身を正すというのが、

ひとつ仏教の前提として用意されています。

 

行事のなかで健やかに暮らせますようにと願い、

きちんと姿勢を正して合掌します。

手を合わせる、ここがシンプル且つ重要です。

 

お経はみんなで読みたいですね。

みんなで声を出して、自分の励みとしたいですね。

そして合掌の心、その姿は陰を作らないほとけさまのかたちです。

 

「合掌の心ってなんだろう???」

 

この合掌の心が因(種)となり、人はほとけさまに出会います。

さて、私たちの日常にある合掌の機会とは・・・。

暮らしのなかによい種をひとつ、またひとつ。

                         合掌

5月日曜仏教会のご案内-終了しました

当日は良い天気に恵まれ、命の力を感じる新緑の山の中を

多くの皆さんと、檀家様の愛犬も一緒に歩きました。

この春も祖師興教大師に無事ご法楽をあげることができました。

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春季密厳講~聖地寺平まいり~

5月8日(日)14時 東雲閣出発

真福寺の発祥地寺平に祀られる祖師覚鑁上人を

お参りします。

(場所:岡谷市川岸高尾山麓)

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13時50分 東雲閣集合

14時     出発

14時35分 祖師像到着・法楽・休憩

15時     下山

15時30分 解散

参加費無料・参加申し込み

※お寺から東雲閣への送迎もできます。ご相談下さい。

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花まつりと写生会

4月8日はお釈迦さま御生誕の日。

仏教界において三仏忌として崇められる一日です。

真福寺では今月24日(日)に灌仏会を行います。

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今年も花咲く時期に「布教メッセージ散華」を書き始めました。

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散華をお渡しできる機会は、4月24日(日)の花まつりと、

今月、枝垂れ桜の夜間ライトアップ期間中です。

 

 

 

さて、今年の花まつりはいまだコロナ禍にあり、「沈黙」をテーマに

何か行ってみたいと考えていました。

なんとなく暗いテーマですが、沈黙から生み出されるエネルギーが目的です。

 

それは写生会。

自分の好きな角度から自然を眺め、その命に溶け込む時間をもつ。

何やら難しいことを述べてますが、このご時世でこその目的です。

 

 

京都の智積院に努めていた当時、宗教界、仏教教学の第一人者であられた

化主猊下(2011年1月ご遷化)のお傍に侍者として仕えさせていただいた

時期がありました。

御年八十の猊下は時折、公務の合間にスケッチブックを手にしてお出掛けになり、

お気に召した場所を見つけては腰を下ろし佇み、静かにその風景、

対象を描いておられました。

 

私は邪魔にならないように後ろの方でこ様子を眺めながら、

同じく描く時間をいただきました。

 

猊下は時々手を休め、お話を聞かせてくださるのです。

ある歌人の話、高野山に居られた当時のことや幾度と旅したインドでのこと、

戦時中のこと、そして猊下の故郷である諏訪、岡谷のことなど。

近くを通りがかる人達は、猊下の絵が目に入ると立ち止まるのです。

猊下の周りに人集りが出来てしまったことが何度もありました。

 

京都内、高野山、様々なところに足を運ばれる猊下にお供させていただき、

それほどに人を魅了する絵画の数々が、猊下のスケッチブックには収められていました。


対象に向き合う猊下のお背中は、悉有仏性や諸行無常を悟り、あるがままの自然

あるいは建築物に調和し、「対話」しているかのようだったと記憶しています。


それは僕にとって宝と思えた時間の記憶です。

 


いまだコロナ感染症収束への出口が見えないなか、

お寺には「動と集」の働きかけは出来ませんが、

いつでも「静と個」に光があたる居場所があります。

 

春の境内で写生会をしませんか。

今月24日(日)14時からの花まつりのなかで行います。

絵の得手不得手を気にすることなく、お好きな場所を探して

自由に描いてもらえたら嬉しいです。もちろん堂内もOKですよ。

(スケッチブックなど必要なものを各自持参)

 

興味ございましたら、電話にてお問い合わせ下さい。

ささやかですが花まつりのお土産をご用意しております。

(☎0266-23-6156)

 

外は香り優しく豊かに彩る季節を迎えております。

お出掛けして、春の風にあたりましょう。

                   合掌

2022年4月の「言葉の力」

よい種を蒔こうひとつまたひとつ

     発心
種がなければ芽は出ない
全てのことは心から始まる

月別一覧

今月の「言葉の力」

答えは過去に落ちている

進路を照らすヒントは
過去の事実のなかにある

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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