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大輪~師の言葉~

お釈迦様がお伝え下さったこの世の真理、諸行無常

すべては移りゆく。

始まりがあれば、終わりがある。

人はいつか、いや、いつでも死ぬ。

 

 

いまから35年近く昔の小学校卒業記念文集を開く機会がありました。

懐かしいというより、どこか恥ずかしい気持ちで小学生の自分を振り返ります。

 

先生方が寄せて下さったお言葉をすべて拝読しました。

なんて有難いことを仰って下さっているのだろう。お言葉が胸に沁みました。

その頃の自分は、これを読んだのでしょうか。

もし、読んでいたとしても、心に響いていたのでしょうか。

とても、その自覚がありません。

 

中学校でお世話になった先生方のこともそう。

高校時代に硬式野球部で厳しくご指導いただいた監督さんのことも。

 

 

人生で出会った先生方は、常に私達に言葉を残して下っていたはずです。

しかし、その頃の私達は、それを受ける器がまだ浅かったのだと思います。

 

機が熟し、はるか昔にいただいていたご指導の有難みに気づく。

おそらく、多くの方が同じ思いを体験しているのではないでしょうか。

 

一期一会で先生からいただいた言葉。

その多くは、申し訳ないことに、あたりまえと思っていた日常のなかに

流れ出ていってしまいました。

 

 

今思うのは、たったひとつでも言葉を記憶して残しておくことの大切さです。

指導者には、それぞれ口癖にしているような言葉がきっとあります。

それが一期一会の有難みとも思えます。

 

 

私が小学校低学年の頃にお世話になった先生からのお言葉。

―ならば、どうする―

楽しかった。

と終わらず、楽しさを「分かつ」喜びを味わってほしい。

 

つらい。

と、負けず、乗り越えることで「忍耐」と「成就」を知ってほしい。

                    (卒業記念文集「大輪」より)

 

ならば、どうする。

 

 

いつか死を迎える時に、お釈迦様の言葉の大切さに気づいたのでは、

きっと遅いのでしょうね。

お釈迦様は、多くの言葉を弟子に残し、それを「生きる力」とせよ、

と、仰られたのです。

お釈迦様のお言葉は、生きるための教えです。

生きるための、そして、いつでも死ぬための仏教です。

 

 

折に触れ、仏教を体感し、それを分かつようにしたいと思います。

仏教とともに、迷いを友と見て乗り越えていきたいと思います。

                             合掌

 

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3月日曜仏教会のご案内-終了しました

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キッズヨガ

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十善戒絵解き

 

春休み企画 第3回キッズヨガ開催

【春休みこども寺子屋】

動く☞ヨガ & 聞く☞十善戒絵解き

 

3月28日(火) 14時~16時

◇ヨガインストラクター theBIRTH&days 北原愛さん

◇十善戒絵解き 副住職

 

「じぶんのからだあそびクラス」

対象 未就学児~小学2年生 (15名)

 

「ミニヨガクラス」

対象 小学3年生~中学1年生 (20名)

 

参加費500円 (保護者無料 休憩室あり)

お寺までお申込み下さい。(23-6156)

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春雪~五大の響き~

立春を過ぎて、射し込む陽が濃くなってきたこの頃。

いよいよ暖かな春が近いことを肌に感じていた矢先、

2月10日は、一転大雪となりました。

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一日中、夜中まで容赦なく降り続いた春の雪は大変重たく、

8度も繰り返した境内と駐車場の雪掻きは身に応えました。

 

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道路の雪掻きをして下さる、近所のご家族。

雪掻きの最中、突然、喜びの声をあげたのです。

 

私はすぐに察しました。受験の合格。

強く降る雪のなかに見た歓喜の光景は、体の疲れを癒し、心を灯してくれました。

 

 

翌日のお寺でのご法事などに向け、駐車スペースを確保しておくべく続けた

駐車場の雪掻きは、人手も足りず、もっとも体力を消耗し難儀しておりました。

昼前にその様子を見た仲間が重機で助けてくれました。

夜になると、再び救いの手を差し伸べてくれました。

次の日に駐車場を不備なく利用していただけることに安堵し、

感謝で胸いっぱいになりました。

 

「ありがとう。」

 

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夜9時には雪が止み、境内の雪掻きがやっとひと段落。

一日中、遠くからサイレンが聞こえていたように思います。

 

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朝、目が覚め、4時30分に外に出ると、真っ暗な空のもとには一面の銀世界。

一夜明けようとしている辺りの様子を窺うと、そこはしんと静まり返っていました。

風もなく、時間も生命の営みも皆止まってしまったかのように静か。

神々しささえ感じました。

 

厚く積もった雪がすべてを吸収しているのでしょうか。

世間の喧騒も人々の迷いも、すべてを吸収しているかのように思えた、

包容力に満ちた神と仏の世界でした。

 

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朝のお勤めを終えて、今一度雪掻きをし終えた頃、

鳥の声が聞こえてきました。それはいつもと違う、どこか遠いところから

聞こえたように感じました。

 

 

弘法大師は「五大に響きあり」と仰いました。

森羅万象、すべての生命に仏の声を聞くことができると。

苦難、逆風に菩薩ありと感じた、このたびの春雪でした。

 

辺りの雪が溶けた頃、今年もふきのとうを採りに行こう。

                         合掌

 

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2023年2月の「言葉の力」

順風に魔あり逆風に菩薩あり

順風の魔 逆風の菩薩
信心確かであれば
すべては仏の掌のこと

月別一覧

今月の「言葉の力」

順風に魔あり逆風に菩薩あり

順風の魔 逆風の菩薩
信心確かであれば
すべては仏の掌のこと

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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