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息子のこと

お寺のホームページをお借りして息子のことを少々。

とても小さく生まれた息子がこれまでを無事に元気に過ごしてくれ、今も標準よりずっと小さいままですが、おかげあってもうすぐ2歳の誕生日を迎えます。

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葬儀、法事でお供えとしてあがる白いだんご。

これがとても好きで、時々お下げしただんごを分けていただけることがあります。

そういったご厚意にも甘えさせてもらい、本人は一度に5個、6個と食べてしまいます。

 

朝まいり会があると、おつとめ後にお檀家様のお茶席にご一緒させていただき、皆さまのお菓子、くだものを遠慮もなく頂戴しております。

寺にお越しになるお檀家様に息子は声をかけていただき、みなさまの和顔を多く頂戴し、人が行き交う日常に慣れてまいりました。

 

寺に過ごす寺族ならではの幸福をいただいていると感じます。

ありがとうございます。

 

時々朝のおつとめに連れていくと、真似をして手を合わすようになりました。

誰が教えるでもなく、おつとめというものが寺にあるおかげです。

 

言葉はいまだに少ないですが、

優しい言葉を時々口にすることがあります。

集うお檀家様方の様子、祖父母、そして妻のおかげです。

 

言葉はいまだに少ないですが、

突然、食事中「うめえー!」と言い出しました。

言葉使いの悪い私の影響です。

 

こどもというのは周りの大人をよく見ています。

大人も成長しなくてはなりません。

そして大人も幸せに生きなくてはいけません。

 

親であるということが、こんなに教わり学べることなのかと

こどもには感謝しています。

 

日々のニュースを見て、平和を築くことがいかに困難なことか

そこに平和の光が差し伸べらていることがどれだけ尊いことなのかを考えます。

 

「ありがとう」が広がる世の中を願い、

こどもの成長を願い、

みなさまの陰に支えられて甘え、生きる、

このちっぽけな私は、今日も感謝申し上げます。

                          合掌

春彼岸写経会~百字写経と大念珠まわし~のご案内

春彼岸供養の行事についてご案内します。

 

        春彼岸写経会

     ~百字写経と大念珠まわし~

 

    お彼岸のひとときの静寂を

      自身とご先祖さまに

■日 時  3月21日(土・春分の日) 14:00~16:00

■場 所  真福寺客殿

■内 容  「先祖供養」~百文字写経と大念珠まわし~

       「茶話会」~仏事のまつわるお話やクイズなど楽しみながら~

■持ち物  不要です。身軽にお越し下さい。

■参加費  無料 (申込不要)

 

どなたもお気軽にご参加下さい。

この春進学、就職、そんな若い方の「発心(ほっしん)」の場としてもいかがですか。

写経が初めての方も安心してお越し下さい。

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般若心経の写経が約260文字。

その半分以下の文字数のお経をゆっくり書写していただきます。

お彼岸のひととき、ご先祖さまへの心向け、一緒に写経をしましょう。

後七日御修法参拝

1月14日(水)、平成27年後七日御修法の結願日、京都東寺に行きお参りをしました。

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午前11時になり、境内には結願された大阿闍梨様、真言各派の供僧様のお姿を拝見しようと、多くの一般参拝者、各地からの御寺院方や修行僧が並び、還列のその時を待ちます。

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                      (還列を待つ高野山の修行僧)

 

1月8日の開白より、国家の安泰、天皇の安寧などを祈り、七日間21ヶ座の修法を終えた大阿様と真言各派の供僧様方が潅頂院から出堂して来られます。その還列をされる有難いお姿に手を合わせます。

 

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お加持された天皇の御衣を収めた唐櫃が慎重に運ばれていき、この後京都御所に御衣奉還して御修法は成満します。

 

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茶の如法衣の僧侶:大阿様・供僧様が潅頂院で21ヶ座修法される際にお傍に仕える承仕

大傘を持つ僧侶:大阿様・供僧様が七日間本坊でお過ごしになる際にお傍に仕える随行

 

真言宗最高の秘儀とされる東寺での御修法には連日多くのお見舞い、参拝があります。

特に結願の日は、21ヶ座尽くされた大阿様・供僧様の最後のお姿を拝見するだけでなく、

後拝みといって、最後の修法を終えた後の潅頂院内に一般の方も入りお参りすることが許されますので、とても多くの方が尊いご利益をいただきに訪れます。

 

御修法の風景には、心洗われる崇高な荘厳さと気高き威厳があると、いつ訪れても感じることができます。

                                   合掌

 

 

御修法とは

           【後七日御修法】

 東寺は、弘法大師が真言宗を立教開宗された根本道場であります。この東寺で国家の安泰、世界平和を祈って、真言宗各派総大本山の御山主(管長)と定額僧(じょうがくそう)といわれる真言宗全体から選ばれた高僧方によって、1月8日から14日までの一週間にわたり後七日御修法が執り行われます。この御修法は現在、真言宗の最高の儀式といわれ、千百有余年前には宮中で行われていた行事です。

 御修法はもとは宮中での重要な行事として1月1日から7日まで執り行われていました。現在は七日後の8日から始めますので後七日として、それを「宮中真言院後七日御修法」とも呼び、通称は「みしゅほう‐みしほ」と呼ばれています。
 元々は唐の不空三蔵が皇帝の為に始めた例に習い、わが国でも弘法大師が大阿闍梨となり、承和2年の正月8日から14日までの7日間、宮中において修法されました。これ以降、毎年の恒例行事となっております。
近年では明治4年の廃仏毀釈の影響で一時廃止となった時期もありますが、明治16年正月より、道場を東寺の潅頂院に移して再興されました。
 

 御修法には真言宗各派総大本山の御山主や定額僧の高僧方が出仕され、特別の法具を整えて修法されます。潅頂院内には堂内西側に金剛界曼荼羅、東側に胎蔵曼荼羅を安置し、それを一年交代で本尊として修法します。他、息災護摩壇・増益護摩壇・五大尊壇・十二天壇・聖天壇・神供・観音壇等を設け、各配役を担う高僧方が同時に修法されるのです。

 これが真言密教最高の儀式として尊ばれる由縁であります。

 

 

 

                                                 

 

 

 

慣れの表裏には ー信は荘厳なりー

2015年が明けて一週間が過ぎました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

諏訪地方は昨年師走の後半から頻繁に雪が降り、毎日のように雪掻き作業が続きました。

大晦日の晩から元旦にかけても雪降りが続き、皆さんあちこちでコンディション整わぬなかのお参りにご精進されたかと思います。

年末から境内、駐車場の除雪を気にかけてくださり、整備を助けて下さった総代様ありがとうございました。

三が日を過ぎるとやっと天候が安定してまいり、安堵して今日を迎えております。

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お寺の本堂では年始にご葬儀がございました。

このたびの葬儀では、ご霊前のお供えがされる机には故人へ感謝状が額に入り、立て掛けて飾られておりました。

 

読経中予期せぬ出来事が・・・。

木魚がぽくぽくと鳴り、少しほど額が動いたのが見えました。

次の瞬間!額がすべり下に落下!

「ガシャンッ!」 参列者が驚きます。

さらに下の机には塗香の入った法具が置かれており、その上に落ちたことで法具までもが落下し塗香が舞い散らかりました。

直ちに額と法具を元のとおりに直します。

そしてしばらく読経、木魚が続き、終盤にさしかかった頃、なんとまたも額がすべるのが見え、あぶないっと思った時には再び落ちてしまいました。

 

なんと申し訳ないことを。

読経中に予期せぬ出来事が・・・。と書きましたが、これが予測出来ぬこと自体、葬儀を執行する僧侶として失格です。

ご遺族はじめ故人と縁あるご参列のみなさんにとって唯一の葬儀。事前に会場内を360度見回し、葬儀中に起こりうることを予測しておくことが僧侶の心得であり仕事です。

開式前に感謝状の額がどのように飾られているかを気にしなかったことは、取り組み意識に欠ける大きな反省でありました。

大切なものをこのように扱ってしまい申し訳ありません。

額が割れなくて良かった・・・。

 

物事の「慣れ」には「良し悪し」が表裏一体としてあります。

その影には事故の因なるものも潜んでいます。

気をつけねば!

 

「徹底した荘厳」は、修行中に先生方から教わったことでした。

『信は荘厳なり』

心引き締められた今日の出来事でした。

                      合掌

新春お寺のお笑い寄席

恒例となりましたお笑いイベントのご案内です。

昨年は節目となる10回目に東京よりものまね芸人をお招きしました。

本年は第11回目。気持ち新たなる船出でございます。

日時  2月28日(土) 13時30分より

場所  真福寺客殿 笑いの間(そんなのはありません)

今回お招きいたしますのは、

■三遊亭 楽之介師匠 (落語家)

■三増 れ紋さま (女性江戸曲独楽師)

お二方でございます。

集ってお越しいただき、笑い楽しんで下さい。

みんなで笑福を持ち帰りましょう!

※入場無料、申込みは不要です。

※お席は椅子席を用意してますので安心してお出かけください。

聖観音大護摩供法要厳修

1月4日(日)10時より、観音堂において新春厄除聖観音大護摩供法要が厳修されました。

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寒気厳しきなかにもお越し下さった願主の皆様とともに一心に祈願致しました。

法要では一緒に観音経、般若心経、ご真言をお唱え下さるお檀家様も大勢おられ、大変に有難く、また心強く思います。

また、住職とともに願主皆様方の護摩札と三宝荒神をお加持してくださった総代様ありがとうございました。

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どうかこれよりの一年、自身のお体を自愛することを第一とし、そして常変わりゆく日々のなかにも心願離さずにお過ごし下さい。

大切な願いは必ず成就されますことを祈念いたしております。

観音様のご加護のもと、安らかであり実り多き一年でありますことを。

                                合掌

2015年1月の「言葉の力」

人間はその人の思考の産物にすぎない人は思っている通りになる

心変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば
運命が変わる

雪降る大晦日

大晦日。

しんしんと雪降るなかの二年参りとなりました。

気温ー7度。路面、参道が凍るなど足元が悪いなか熱心なご参拝をいただきました。

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除夜の鐘をつく人の表情は、胸中の願いを込めるように真剣なお顔をされております。

早くからお勤めに来られる方。こどもの手をひいて来られる方。

多くの友人と集って来られる方。お一人でも毎年来られる方。

参拝者が帰られ、お堂が閉じ境内の灯りが落ちた深夜2時近く、事務所の窓をコンコンと鳴らし、本堂にお参りがしたいとお越し下さった若いご夫婦もおられました。

じっと手を合わせるそのお背中と沈黙が深く印象に残ります。

みなさん、いろいろな思いでお参りされているのだと思います。

本当に本当にみなさん良い年にして下さい!

総代様方、毎年お手伝いにいらして下さるご婦人様方には、雪降るなか参道を整えて下さり、参拝者へのお気づかいとおもてなしをしていただき感謝申し上げます。

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鐘楼堂内には寺子屋でこども達がつくった灯篭を飾りました。

こども達の祈りの灯りが雪景色に輝き、鐘の音に優しく揺れていました。

 

願いや目標を良きエネルギーにして、一年を強く、穏やかに過ごして下さい。

                              合掌

迎春 未の年

昨年は2月に二週続けて記録的な大雪に見舞われ、8月には広島で集中豪雨による大規模土砂災害があり、多くの家屋が流され人命を失いました。記憶に新しいところでは、戦後最大の御嶽山噴火により多くの登山者が命を失いました。まさに自然災害に苦しめられた悲痛の一年だったといえます。

今年は未年。ひつじのように丸く穏やかに一年が過ぎてほしい。昨年を振り返ればこそ、そう思うのです。

迎春

大自然に人力が及ばぬことがあると、過去数々の天災により知るところとなりました。

人が成長のなかで誇るべき何かを成し遂げることの素晴らしさ。その一方で、禅の言葉に「無事是吉祥」とあるように、ただ無事であること、心が静寂に保たれていることも素晴らしいことなのです。

このどちらも「陰なるはたらき」が及ばないと成し得ないこと。

それを自覚して、感謝の心や祈りの心を失ってはならないと感じます。

陰なるものとは人であったり、大自然であったり、神仏であったりと。

 

新年を迎え、信じる心と明るい希望が一人でも多くの人の心に宿ってほしいと願います。

 

真福寺の客殿から本堂につながる廊下にこんな言葉が掲示されています。 

定かではありませんが、アメリカの心理学者の言葉とも言われています。

 心が変われば態度が変わる

 態度が変われば行動が変わる

 行動が変われば習慣が変わる

 習慣が変われば人格が変わる

 人格が変われば運命が変わる

 運命が変われば人生が変わる

この言葉は、まず人の心が変わること、気持ちを作ることを第一としています。

 

HP内、「今月の言葉の力」ガンジーの言葉にあるように、人は心や気持ちによって何事も支配されているといえます。

逆に、人が心を支配することは難しい。

自分の心や気持ちの管理は、大切とわかっていても簡単にできることではないのです。

人の脆さともとれる部分です。

それをわかっているからこそ内省し、正直に仏さまに向き合い拝む間(ま)が大切です。

 

元旦には誰もが「善」を志します。一年の内に「悪」が生じてしまいます。

心を保つことがいかに難しいか。

人の力が及ぶところでは、どうか穏やかな一年であってほしいと思います。

丸く穏やかなひつじのように。

 

檀信徒の皆様、当山HPご覧下さっている皆様、本年もよろしくお願いいたします。

                                         合掌

 

1月4日(日)10時より、

観音堂において厄除け、所願成就を祈願する新春護摩法要がございます。

30分ほどの法要です。どなたでも参加できますので是非ご参拝にお越しください。

月別一覧

今月の「言葉の力」

人間はその人の思考の産物にすぎない人は思っている通りになる

心変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば
運命が変わる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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