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山の緑

桜散り、陽気は徐々に暑くなっていきます。

いまがもっとも体を動かしやすい季節、周囲では田畑作業が始まっている様子です。

ポジティブに活動。何かを始めるならいまでしょう。

 

4月終わりの早朝、真福寺発祥、高尾山麓寺平にある興教大師像に

総代様とお参りに行きました。

お勤めをすませ、山中その場にて腰を下ろして朝食のおにぎりをいただきました。

総代様からもすすんでお参りに同行して下さり、この機会は誠に有り難いことです。

 

これから新緑が美しい季節を迎えます。

緑は人間がもっとも見やすい色。いつまでも見ていられます。

遠くの山の緑を眺めていると気持ちが和みます。

いざ、その山の緑のなかに足を踏み入れると、癒されると同時に力が沸いてきます。

大いなるものに包まれる安心感と幸福感。

大いなるものとは、大自然であり、神仏の息吹だと考えております。

日常ではなかなか気づきにくい、「生かされている命」の実感。

生きる力を感じとれるのが山の魅力。

 

その山中に興教大師像があります。

登山口より20分ほどでこの場所につきます。

早朝の山の空気はとても新鮮で美味しく、普段は無意識にある空気を

意識することができ、きっと身体には良い影響をいただけているのでしょう。

年二回、春秋にお檀家様をお誘いして、ともにこの山中を歩いてみたいと考えてます。

そして、寺発祥の地におられる興教大師への供養をいたしたいです。

                                   合掌

枝垂れ桜 満開間近

境内の枝垂れ桜が見頃を迎えております。

当山の桜(ベニシダレ)は、辺りの桜が散り、見納めとなった頃がやっと開花時期です。

これから楽しめる桜としてご存知の方も多く、遠近よりお越しいただいております。

例年は4月下旬が見頃となりますが、今年は満開時期が十日近く早いようです。

桜の様子は全国的に一緒のようですね。

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お気軽にお越しいただき、花見をお楽しみ下さい。

生きる力

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4月―。境内の枝垂れ梅の花が綺麗に咲いています。

お釈迦さまのご生誕を祝う仏教行事、花まつりが各地で行われております。

いまは花咲き香る季節。

真福寺境内の枝垂れ桜の開花は今月20日頃と思われます。

楽しみにお待ちください。

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こちらは、真言宗智山派が掲げる「教化目標」の啓発ポスターです。

作画されたのは、千葉県に在る本宗寺院の僧侶です。

とても素敵な、仏さまとともに生きる心の温かみが伝わる描写であると感じ、

ここに解説文を抜粋して紹介させていただきます。

 

今年度のポスターは、菩提寺で行われる年中行事をちりばめた絵で表現しました。

このポスターを見て、先ず目に飛び込んでくるのが法輪です。

これは年中行事をとおして四方八方のあらゆる方々に仏の教えが行き渡るようにという

意味をこめています。とくにお釈迦さまの教えを表す法輪は、「花まつり」「成道会」も

表します。法輪が雲に乗っているのは、合掌された所(合掌された手が描かれて

おります)に雲に乗ってすぐにどこにでも飛んでいくよというイメージです。

そして川の両岸は此岸と彼岸で「彼岸会」を、蓮は「盂蘭盆会」を連想させます。

空には北斗七星をはじめ星々が輝き「星まつり」を表します。

彼岸(向かって左の岸)にいらっしゃるお大師さまは「青葉まつり」。

此岸(向かって右の岸)のお堂では「大般若会」や「施餓鬼会」が行われ、

鐘楼堂では「除夜の鐘」が撞かれます。

太陽にはバン字、月にはア字が描かれ、金胎の大日如来を表します。

さまざまな生き物が太陽や月で表された大日如来に祈っています。

親子のカメが表す「親子愛」。無事「帰る」、幸運が「返る」、さらにカエルは

子孫繁栄も表します(水面におたまじゃくしが見えます)。

鶴と亀で「長寿」。

では芋虫はなにを表しているのでしょうか。

太陽に描かれたバン字金剛界大日如来と対峙し、蓮と共にバン字

(よく見るとバン字に見えます)となり、即身成仏を表しています。

他にも太陽(仏)・法輪(法)・蓮(僧)で三宝を表したり、お釈迦さまの舎利を

祀るストゥーパや五大を表す五重塔など、仏の教えを色々なかたちで

表現しています。

このポスターを見て、年中行事が描かれているとは一見わからないかも

しれませんが、この解説をもとに檀信徒の方々と語り合っていただくよい機会に

していただきたいと思っています。

そして檀信徒の方々がお寺の行事に参加され、手を合わせ、仏さまに祈り、

仏さまと出会い、生きる力を感得していただきたいと思っています。

        以上、本宗『教化目標啓発ポスターの解説』より抜粋

 

さて、真言宗智山派は教化目標(わたしたちの目標)として、

『生きる力ー仏さまに祈り、仏さまと出会う』を掲げております。

 

生きる力とは何でしょうか。

人によってこの捉え方、解釈は異なるかもしれませんね。

日々を生きるエネルギーとなっているものも、

おそらく人によりけりでしょう。

 

お釈迦さまは人の本質に仏性が備わることを知り、

その時代を生きた人々に対し、

仏性に気づき、触れ、目覚める生き方を説き広めました。

仏さまとともに生きる命、仏さまに出会える生き方。

自らを拠り所とし(自灯明)、教えを拠り所とする(法灯明)。

そこに「生きる力」があるのだと伝えてくれています。

生きる智恵という解釈もできるのかもしれません。

 

このポスターの絵にあるように、仏さまとその教えは世に遍満し、

身近なところに感じ、祈り、感謝し、

その出会いは悦びとなり生きる力ともなるのだと思います。

それが仏教であり、日常に寄り添える2500年以上絶えることのない教えです。

 

私たちの日常、時々訪れるお寺の行事、そのなかで、

ふと仏さまを感じることのできるような瞬間があれば幸せですね。

4月8日は、お釈迦さまご生誕の日です。

                      合掌

 

※ポスターは真福寺客殿に掲示しております。

2018年4月の「言葉の力」

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 ~出発の春に~ 
過去からの思考や行い(因)に
出会いやつながり(縁)が影響し
いまの己の姿や事象(果)がある
これからの因縁を大切にしよう

月別一覧

今月の「言葉の力」

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 ~出発の春に~ 
過去からの思考や行い(因)に
出会いやつながり(縁)が影響し
いまの己の姿や事象(果)がある
これからの因縁を大切にしよう

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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