埋葬を学ぶ機会
通夜葬儀を勤め、あるいは回忌供養のご法事などを勤めていて思うこと。
葬送などの営みの在り方は昔と変化したことは周知の事実です。
昔の尺度はさておいて。
その営みそのものに人の手が加わり、画期的な演出、創造が
施されていることを知る昨今。
今後も供養のこころ、姿、カタチは変化していくのでしょうか。
創造の陰に失われていくものも多いのです。
直葬、墓終いという言葉をあたりまえのように聞くようになりました。
すべては、その時代における人々の「背景」があってのことだと思います。
どの時代の変化も、「背景」を紐解くことで、納得せざるを得ない
気づきがあるのかもしれません。
2月に長野南部真言宗智山派青年会の青年僧侶は、
山梨県の他宗派御寺院住職であられる考古学の先生を訪ね、
過去の埋葬のカタチから紐解かれた、先人の意思やこころを学びます。
遥か昔、人間の本能はどのようにして先祖への想いや供養の心を
カタチとして創造し、継承していったのでしょうか。
埋葬の歴史を学んでみようと思います。
合掌
終了しましたー春彼岸のつどい
『また会う日まで』
彼岸花の花言葉です。
慌ただしい日常を離れ、心と体を落ち着けてみる。
ゆったりとした流れに身を置くこともまた、自他への慈しみとなることに気づきます。
お彼岸に一緒に腕輪念珠を作りませんか。
ご自分の念珠。贈り物としての念珠。亡き人へ捧げる念珠。
彼岸の午後をゆっくりと過ごしましょう。
日時 3月20日(月・春分の日)
場所 真福寺客殿
14時00分 仏教のおはなし
14時15分 腕輪念珠づくり
彼岸供養のおつとめ『智山勤行式』
茶話会
終了16時
参加費 無料
事前申し込みは不要です。どなたもお気軽にお越し下さい。
※小学生以下のこどもの参加には、大人がご同伴願います。
※5~8ミリ程度の小さな玉と細い紐を扱います。
眼鏡等お忘れのないようお願いします。
念珠づくり
家族で腕輪念珠づくりをしました。
色々な玉をみて、自分の好みに合わせてオリジナルを作成します。
作り方はというと、これが単純作業のようで、なかなか難儀なところもあります。
初めての体験では、作業方法の伝え手と受け手の間で理解の壁が出来てしまう。
作業時間は個人差もありますが、慣れてしまえば15分程度です。
お寺の行事、3月の「春彼岸のつどい」にて、老若男女が楽しめる腕輪念珠づくりを
みんなで挑戦してみようと思います。
恒例の春彼岸のつどいについては、改めてHP、回覧板などでご案内いたします。
お楽しみに。
2017年1月の「言葉の力」
仏法は遠くにあるのではなく
自らの心のなかにある
幸福は外に求めるものではなく
その答えは自らの内にある
迎春 丁酉年
あけましておめでとうございます。
2017年 丁酉の年を迎えました。
みなさん、今年はどのような志をお持ちでしょうか。
酉年の生きものは鶏があてられていますが、字は鳥や鶏ではなく、
「酉」の字を用います。
酉は作物が成熟し、実った状態を意味しているようで、
マーケットでは、未辛抱 申酉騒ぐという格言があるようです。
ポジティブに商売繁盛の年と明るく捉えることができますね。
また、この年の守り本尊は不動明王です。
不動。何が動かないのか。
「心」です。
不動心という言葉があります。
不動明王は、迷いある者をすべて救済するという確固たるお姿。
祈る者を助け、智恵を与えて救おうとする、「その心が」揺らぐことがない。
(京都 総本山智積院 不動明王像)
2017年。
年明けの節目に抱いた「志」を、動かぬ心で貫く。そこに明るい光が射し込む。
どなたにとっても、きっとそんな年になるのではないでしょか。
みなさんが穏やかに年をおくられますことを。
志ある人に実りがありますことを。
明るい一年となりますことを。
本年も宜しくお願いいたします。
合掌
1月4日(水)10時より、観音堂にて新春厄除観音初護摩法要がございます。
どなたもご参拝できますので。
お誘いあわせてお参り下さい。