夏のおくり火に向けて
戦後まもない昭和26年に始まった、岡谷の夏の風物詩「とうろう流し」を
岡谷市仏教会が継承し、盆供養『諏訪湖おくり火』を執り行います。
8月16日送り盆の夜に、岡谷湖畔公園に足を運んでいただき、
法要において香を手向け、諏訪湖畔を灯す大きなおくり火をみつめながら、
亡きご家族、ご先祖さま、大切な人を偲ぶひとときとなります。
この日に向けて、ご供養の事前受付が市内各寺院で始まっております。
ご縁のある寺院にて、下記内容につきお申し込み下さい。
◇とうろう供養
市内の小中高生たちが絵入れしてくれた灯ろうの一面に、僧侶が故人のご戒名などを
心を込めて筆入れいたします。
夜の会場を灯し、諸精霊を優しく導く約200基の灯ろうとなります。
ぜひ、当日お越しの際には、会場に故人の灯ろうを見つけてあげて下さい。
(ご志納:5,000円)
◇木札とうみょう
木札に僧侶が故人のご戒名などを筆入れし、法要のなかで湖畔のおくり火に投じます。
この木札によって火はより大きくなり、皆様のお心も癒す荘厳なおくり火となります。
(ご志納:1,000円)
◇手紙とうろう・・・当日会場受付
真白い灯ろうに、故人へのメッセージや絵を自由にお書きいただけます。
当日の受付にて皆様のお気持ちを「送る言葉」に添え、会場を灯して下さい。
(ご志納:2,500円)
特にご新盆を迎える皆様方にとっては、お寂しいひと夏を迎えることとお察しします。
どうぞ、お誘いあわせて法要に出向き、多くのとうろうと湖畔のおくり火に手を合わせ、
安らげるご浄土に向かわれる御霊にご供養を捧げていただきたく存じます。
また、岡谷花火まつりが同時開催されており、上空には花火が打ち上げられます。
この日の夜空は、特別なものとしてその目に映ることでしょう。
一筋の涙が心を洗ってくれることもございます。
ご遺族の皆様にとってもお心の安らぐひとときとなることを願っております。
この日の会場、法要においてご供養をお考えの方がいらっしゃいましたら、
真福寺までお問い合わせ下さい。
連絡先:070-4195-8939(真福寺)
なお、当山ではすでに35基のとうろうを預かっており、
夏休みの「寺子屋」に参加する小中学生が絵付けをする予定となっています。
この他に、有志で絵付けをしたいとご興味の方がいらっしゃれば、ぜひ、ご連絡下さい。
7月中、いつでもお寺にて、ゆっくりと絵を描いてお過ごし下されば幸いです。
私も絵を描くことが好きなので、一緒にどうですか。
岡谷市仏教会が盆供養を継承し、湖畔公園にて法要を営むのは今年が3回目です。
新たな岡谷の夏の風物詩として、先の世代までも末永く心に残る行事となりますよう、
お心添えいただきながら、温かく見守って下さいますようお願い申し上げます。
合掌
TUBOMI
蓮育は苗の植え替えが大変ですが、丁寧に植えてしまえば、
その後はそれほど手がかかるものではありません。
5月の終わり頃から10日に一度わずかな追肥をします。
7月に入れば一週間に一度。やはりわずかな量を。
6月も半ばになると気温が一気にあがり、アオコが発生するなど水が濁ります。
水のなかに手を入れて、余計に生えてしまった草などと一緒に取り除き、
水環境の手入れは愛情を込めて。
同時に、この頃に成長の早い種類は花芽が出てきて、
蕾の成長が進むと、水の減りも増すのです。
暑い日、いつの間にか水がわずかになっているなんてことが結構あります。
なので、夏場は朝の涼しいうちに水を足すことを気に留めておきます。
また、メダカを放しておくと、水中に生息する蚊の幼虫ボウフラを食べてくれます。
蚊の発生を防いでくれますし、よく観察しているとメダカの子にも出会えます。
夏の暑さとともに花の蕾はぐんぐんと伸びていき、葉を超えていき、
やがて大きく膨らんだ蕾は、人の合掌や祈る姿にも見えます。
実際に、密教の合掌の種類には未敷蓮華合掌(みぶれんげがっしょう)と
いうものがあります。
少しだけ、指先を開くようにするのが特徴です。
「仏性を有しながら、まだ迷いを払えずにいる姿」
見方を変えれば、これから花開こうとしている姿。
嗚呼、水がどんどん減っていくのがわかる気がする・・・。
世の中の才能を開花させた人たちには、
例外なく多くの迷い、苦労があったのですね。
そして、どれほどのご縁を栄養として吸収してきたことか。
祈り―
泥の中から、花芽を伸ばしたならば、
願いと可能性を秘めて、その蕾を膨らましたならば、
きっと開花してほしい。
2024北海道日本ハムファイターズ、
背番号29を応援しています。
遠く信州、岡谷の田舎より。
合掌
6/18岡谷川岸に縁あるドラフト1位ルーキー 1軍マウンドデビューの朝
7月日曜仏教会のご案内-終了しました
こちらは講師の藤森真弓さんによる点描曼荼羅の作品です。
特別展示していただいた作品を拝見し、これがすべて点の集まりによって
彩られていることに驚きました。
その繊細さと圧倒的な美のバランスに引き込まれていきます。
今回は散華に点描曼荼羅を描くという企画。
参加された25名のうちほどんどが初体験でした。
2種の曼荼羅アートの下書きが講師によって用意されましたが、
みなさんの仕上がりは、とても多様に個性が表れるものでした。
とても美しい世界観を感じる点描曼荼羅の体験でした。
みなさん、夢中に点を集めながら、楽しんでいるご様子でした。
また、七夕の日であったので、講師が特別に短冊に曼荼羅が描けるようにも
用意して下さり、そこに願い事を書き入れて笹に飾りました。
しばらくは観音堂にお祀りしています。
18日、観音様ご縁日のお護摩の炎で浄焼祈願いたします。
ワークショップー点描曼荼羅体験ー
散華にえがく“点描曼荼羅”に願う
7月7日(日)午後2時より
14:00 法楽・法話
14:20 ワークショップー点描曼荼羅体験ー
終了後 茶話会
散華の裏側には法語を筆入れしてあります。
あなただけの散華をお守りに。
◇講師 藤森真弓さん (岡谷市川岸)
◇使う物 ゲルボールペン0.5㎜
◇参加費 500円
◇申込み 070-4195‐8939
(お子様の参加は小学生からでお願いします)
必要な基礎部分は、講師が事前に下絵をしてくれていますのでご安心下さい。
☆当日、藤森真弓さんの作品を特別展示! ご期待下さい!
夏休みこども寺子屋の参加受付を始めます。
今年のこども寺子屋は7月29日(月)の開催です。
朝9時から夕方の4時30分まで。
昨年は10回目を記念して、初のお泊り寺子屋を実施したところ、
大変な盛り上がりとなり、地域のお寺の環境がこども育成に適して、
今後、その可能性を十分に発揮できることを感じました。
また、一番楽しんでいたのは自分だったような気もします。
こどもの頃の合宿などを思い出し、いまも残る童心が灯ったのかもしれません。
毎年夏休みに開く、真福寺こども寺子屋。
第1回目に参加した6年生は既に成人していて、大学でいうと4回生。
ご法事で会った時は、あまりに大人びていて驚きました。
法事でご家族と一緒にお経を唱えた際、つい、小学校の頃に参加した寺子屋で
読んだお経の記憶はあるのかなぁ、と気になったりもしました。
1年から6年まで、毎年欠かさず参加したこどもは、これまでに4人。
今年、もう2人がこれに加わる予定です。
また、中学生サポーターとして3年間手伝ってくれた子も1人います。
私は寺にこどもたちを迎え、よい夏休みの思い出を残してあげたいという
気持ちは毎年変わりありませんが、一緒に過ごしてきて実感することは、
毎回大人の自分に反省が残り、随分と学ばせてもらっているということです。
育ち盛りのこどもたちには、何を残してあげられているのかな。
正直気になっているところでもあります。
こどもたちの記憶の片隅に寺子屋の記憶が残り、将来、何かのきっかけで
大切なことを大切なシーンで思い出してもらえるような、そんな取り組みを
して、自分もわかりやすい姿勢で示したいと思っています。
令和元年の寺子屋で、「希望の樹」という巨大手形アートを制作しました。
大きな木の絵に、こどもたちそれぞれの手形を様々な色で押して「花」に見立て、
そこに一人ひとり、「願い」を書き入れました。
大広間に飾られたその樹は、しばらくの間飾り、6年後の寺子屋を終えたら外すことを
その年のこどもたちには伝えました。
1年生だった子たちはもう6年生。
当時の願いごとを読むと、微笑ましい気持ちになります。
6年はあっという間ですね。そして、こどもの成長スピードは本当に早いと感じます。
希望の樹が飾られた翌年にコロナウィルスが蔓延し、
こどもたちは長いことコロナ禍の生活を余儀なくされました。
生活の変化にもよく順応し、大人の作ったルールをよく守り、
禍を確かに乗り越えたのはこどもたちです。
そして、新たな生活様式に生まれたシステムを体験するなかで、
きっと将来に役立つ知識を身につけてくれたのもこどもたちです。
今年の寺子屋が終わりましたら、こどもたちのこの先の飛躍と、
心身健康を願い、希望の樹を取り外したいと思います。
さて、今回は第11回目の寺子屋。
寺で過ごした体験がこどもの心身成長の一助となるようにと願い、
企画して始めた教化活動です。
心新たに、身を正してこどもたちを迎えようと思っております。
子は宝。子は大人の鏡。
こどもをよく観察して一日をともに過ごし、
こどもたち以上に自分に「気づき」がほしいという思いです。
そして、ひとつでも、将来に芽を出すだろうよき種を撒いてあげたい。
合掌
☆お申込みは、新着情報の申込チラシをダウンロードし、
用紙をお寺まで届けてくださいますようお願いします。
☆食事の支度などお手伝いをして下さる親御さん、
そして進行をサポートする有志の中学生、
今年もどうぞお力を貸して下さい。連絡お待ちしております。
2024年6月の「言葉の力」
苦と楽
喜と悲
生と滅
互いは近くに存在する