仏法紹隆寺の大いちょう
11月8日(土)、諏訪市の仏法紹隆寺本堂にて、下諏訪町出身の岩波理恵さんのナイトコンサートが開かれました。
山門の前に立つと、境内からそこに覆いかぶさるかの如く大きないちょうが立ち、私たちを迎えてくれます。
山門をくぐり境内に入ると、ライトアップされた大いちょうが全貌を現し、それはそれは美しく見事でした。
この大いちょうですが、諏訪大社上社大祝邸のいちょうと夫婦であるという伝えがあり、「夫婦いちょう」と言われているそうです。
ぎんなんをいただくことで子授けの御利益があるのだとか。
岩波理恵さんのコンサート。
会場となった歴史ある寺の本堂内の荘厳は、さらに変幻自在で幻想的な光の効果を浴び、神秘的な空間が広がっておりました。
その中央に座す本尊薬師如来は、歌う様子を優しく後ろから支え見守るかのようです。
この荘厳な堂内に響く歌声に耳を澄ませ、ほとけさまや人のぬくもりをいつもより身近に感じます。
多くの方もそんな「一体感」を感じながら、この時間を過ごされたと思います。
寺は、みなさんがたくさんの発想を持ち寄って集える自由な場であると思います。
客観的に観る、心の静寂を取り戻してくれるのも、また寺であるように思います。
真福寺でも毎年お盆にコンサートをしておりますが、今後もこういった催しを皆で大切に共有していきたいと思います。