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寺族日記

迎春 未の年

昨年は2月に二週続けて記録的な大雪に見舞われ、8月には広島で集中豪雨による大規模土砂災害があり、多くの家屋が流され人命を失いました。記憶に新しいところでは、戦後最大の御嶽山噴火により多くの登山者が命を失いました。まさに自然災害に苦しめられた悲痛の一年だったといえます。

今年は未年。ひつじのように丸く穏やかに一年が過ぎてほしい。昨年を振り返ればこそ、そう思うのです。

迎春

大自然に人力が及ばぬことがあると、過去数々の天災により知るところとなりました。

人が成長のなかで誇るべき何かを成し遂げることの素晴らしさ。その一方で、禅の言葉に「無事是吉祥」とあるように、ただ無事であること、心が静寂に保たれていることも素晴らしいことなのです。

このどちらも「陰なるはたらき」が及ばないと成し得ないこと。

それを自覚して、感謝の心や祈りの心を失ってはならないと感じます。

陰なるものとは人であったり、大自然であったり、神仏であったりと。

 

新年を迎え、信じる心と明るい希望が一人でも多くの人の心に宿ってほしいと願います。

 

真福寺の客殿から本堂につながる廊下にこんな言葉が掲示されています。 

定かではありませんが、アメリカの心理学者の言葉とも言われています。

 心が変われば態度が変わる

 態度が変われば行動が変わる

 行動が変われば習慣が変わる

 習慣が変われば人格が変わる

 人格が変われば運命が変わる

 運命が変われば人生が変わる

この言葉は、まず人の心が変わること、気持ちを作ることを第一としています。

 

HP内、「今月の言葉の力」ガンジーの言葉にあるように、人は心や気持ちによって何事も支配されているといえます。

逆に、人が心を支配することは難しい。

自分の心や気持ちの管理は、大切とわかっていても簡単にできることではないのです。

人の脆さともとれる部分です。

それをわかっているからこそ内省し、正直に仏さまに向き合い拝む間(ま)が大切です。

 

元旦には誰もが「善」を志します。一年の内に「悪」が生じてしまいます。

心を保つことがいかに難しいか。

人の力が及ぶところでは、どうか穏やかな一年であってほしいと思います。

丸く穏やかなひつじのように。

 

檀信徒の皆様、当山HPご覧下さっている皆様、本年もよろしくお願いいたします。

                                         合掌

 

1月4日(日)10時より、

観音堂において厄除け、所願成就を祈願する新春護摩法要がございます。

30分ほどの法要です。どなたでも参加できますので是非ご参拝にお越しください。

月別一覧

今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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