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寺族日記

慣れの表裏には ー信は荘厳なりー

2015年が明けて一週間が過ぎました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

諏訪地方は昨年師走の後半から頻繁に雪が降り、毎日のように雪掻き作業が続きました。

大晦日の晩から元旦にかけても雪降りが続き、皆さんあちこちでコンディション整わぬなかのお参りにご精進されたかと思います。

年末から境内、駐車場の除雪を気にかけてくださり、整備を助けて下さった総代様ありがとうございました。

三が日を過ぎるとやっと天候が安定してまいり、安堵して今日を迎えております。

CIMG1776

お寺の本堂では年始にご葬儀がございました。

このたびの葬儀では、ご霊前のお供えがされる机には故人へ感謝状が額に入り、立て掛けて飾られておりました。

 

読経中予期せぬ出来事が・・・。

木魚がぽくぽくと鳴り、少しほど額が動いたのが見えました。

次の瞬間!額がすべり下に落下!

「ガシャンッ!」 参列者が驚きます。

さらに下の机には塗香の入った法具が置かれており、その上に落ちたことで法具までもが落下し塗香が舞い散らかりました。

直ちに額と法具を元のとおりに直します。

そしてしばらく読経、木魚が続き、終盤にさしかかった頃、なんとまたも額がすべるのが見え、あぶないっと思った時には再び落ちてしまいました。

 

なんと申し訳ないことを。

読経中に予期せぬ出来事が・・・。と書きましたが、これが予測出来ぬこと自体、葬儀を執行する僧侶として失格です。

ご遺族はじめ故人と縁あるご参列のみなさんにとって唯一の葬儀。事前に会場内を360度見回し、葬儀中に起こりうることを予測しておくことが僧侶の心得であり仕事です。

開式前に感謝状の額がどのように飾られているかを気にしなかったことは、取り組み意識に欠ける大きな反省でありました。

大切なものをこのように扱ってしまい申し訳ありません。

額が割れなくて良かった・・・。

 

物事の「慣れ」には「良し悪し」が表裏一体としてあります。

その影には事故の因なるものも潜んでいます。

気をつけねば!

 

「徹底した荘厳」は、修行中に先生方から教わったことでした。

『信は荘厳なり』

心引き締められた今日の出来事でした。

                      合掌

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今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

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ととのう写経体験
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法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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