5月末の日曜日
5月も残り一週間。全国的には真夏を思わせる天気情報が相次いでいます。しかしながら諏訪地方は初夏というには少々早く、この季節朝晩はまだ肌寒くいくらいです。
外仕事をされる方には大変作業がはかどる時期でもあります。
月末の日曜日早朝6時より、諏訪湖周辺の住民、小中学生、各種団体、企業より約4000人が集い、諏訪湖・河川一斉清掃が行われました。
仲間とのんびり話しながら歩き、目線だけは足元に向けていると、あれよあれよというまにゴミ袋は一杯になりました。
小さなお子さんからご年配の方、地域住民の協力作業の風景はなかな清々しいものです。

日中は、妻、こどもと一緒にお墓の草取りに行きました。
お寺の墓地ではなく、近くにあるうちのご先祖様のお墓です。
春彼岸にお参りした後はご無沙汰しており、そろそろ草も伸びているころだと草刈りカマを持ちお参りしたところ、ひざ丈ほどにまで草が伸び、荒れに荒れておりました。
気を向けられなくなる墓というのは、かわいそうだなあと少々思ったわけであります。
突然、娘が「ハチ!ハチ!」とお墓を指差しますが、どこにもいません。
草刈りを続けているとまた、「ハチがいるから見て!」と言ってきます。
しかし、どこにも見当たりません。
くもの巣に何らかの虫がひっかかっています。それをハチと言っているのか・・・。
それとも・・・。
あまり真剣に指を指すので、こどもの低い目線でお墓を見てみることにしました。
なんと!石塔のお線香を入れるところの中にハチが巣を作っていました。
(写真無し)
おおー危ない危ない。
これを見つけていなければ、お線香をあげる際に誰かが痛い思いをしたはずです。
それがこどもだったら、お墓は怖いところとなったでしょう。
娘のお手柄。
こどもの目はあなどれません。
お墓も綺麗になりました。
故郷の神宿る湖も、先祖宿るお墓も、時々でも気を向けて近くに寄り添うと
何か気づきがあるものです。