一斉草刈り作業
早朝より、寺の所有地の一斉草刈り作業を檀徒総代様のご尽力をいただき行いました。
春、夏、秋、年三回、住職、総代方一緒に行っております。
この日も、総代様方がお仕事に出られる前、早朝からの貴重な時間を費やし、重労働をつとめて下さいました。
最初は所有地複数個所に分かれて行いますが、最終的にはもっとも広範囲を有する真福寺跡地の作業に全員で取り組みます。
少しこの地について触れますと、写真の場所は堂窪と称し、350年も昔に真福寺の伽藍、境内が在った場所であります。
宝永3年の火災で伽藍を失い、この地が聖地としてあったのは130年ほどだそうです。
真福寺に祀られる本尊阿弥陀如来は、この火災の難から救い出されましたが、近くで拝見すると焼け跡が残っていることがわかります。
この地は日当たりが良く、夏場になると草の伸びが早く、腰上まで長さがありコシも強いため、草刈り機での作業とはいえ体力を消耗します。
年間、このような寺の作業にまでも総代様にはお力を注いでいただき、大変な御苦労にも明るく勤めてくださっていることには感謝いたしております。
作業人数が少ないなか、有志で作業を助けて下さる方もおり、誠に有難いばかりです。
お陰をもって、今回も綺麗に草を刈り終えました。
ありがとうございました。
真福寺はいよいよ夏行事を迎えますので、どうぞよろしくお願い致します。
ところで、みなさん草刈り機を一台持ち寄ってきますが、そのような機材がない時代は、いかにしてこの寺の跡地(空き地)を整備していたのでしょうか。
どのような状態だったのでしょうか。
そして、将来、この地とどう向き合っていけば良いのかも、草刈りをしながら考えることが少なくありません。
合掌