迎春 申年
あけましておめでとうございます。
2016年元旦の朝を迎えました。
深夜に降った雪が、境内を雪景色に変えておりますが、これから暖かな日が射して
まいりそうです。
一年前を振り返りますと、大雪の大晦日から一夜明けても雪は降り続き、
元旦、年賀にお参り下さる方への境内整備のために、早朝から総代様が集まり、
雪かきを助けて下さいました。
とにかく寒さ厳しく、雪降る日の多かった冬でありました。
一転してこの冬は暖冬と言われております。
諏訪地方は、師走でも暖かい日が続き、積雪もなく穏やかな冬の始まりでした。
年が明け、これからが諏訪地方、冬の厳しさの本番であります。
この故郷の皆様が、お健やかに災いなく冬を越えられることを祈念致しております。
さて、私自身、前厄の年を迎えました。
厄年は、身体の面、心の面、そえぞれ重要な転機の年と言われます。
身心両輪の影響は、仕事の面、家庭の面あるいはプライベートの面にも及ぶのだと
思います。
ひとつ、どなたにも共通する大切なこと。
「厄年をどのような志で迎えるか」
後ろ向きに捉え歩むならば、予期せぬ災いに触れます。
前向きに捉え謙虚に歩むならば、大きな災いを防ぐことができるはずです。
もっとポジティブに捉えるならば、前向きに明るく歩むことで、一層良き道が開けるのでしょう。
人生行路で自分を見つめなおす成熟の時期がやってくるのです。
例えて言うなら、人自体のメンテナンスを施す時期とも言えます。
だからこそ、身体、心、両面の転機が生じ、随所に影響するのだと考えます。
志は、人の根幹です。
「身心は両輪のごとくして、私たちを何処へか運んでいきます。」
厄年の皆様、どうせならば厄を謙虚に受け止めて、すべてを受け入れて、
明るく屈しない志で過ごそうではありませんか。
本年が、みなさまにとって穏やかな良き年でありますことご祈念申し上げます。
合掌