善をなすのを急がねば
争いや悪事が生じる原因の奥深くに、飢えや貧困、孤独など、身心ともに
困窮した背景が一因としてあると思います。
しかし近頃のニュースを見て、そうとも限らないなと。
満たされた生活水準にある人が常識という範囲から脱落していく様。
悪行に染まっていく様。
世の中で、一日々々を「必死」に、且つ誠実に生きている多くの方が悲しみます。
お釈迦さまはこのようにおっしゃったそうです。
『善をなすのを急がねば 心は悪事を楽しむ』
人は善行を心掛けていないと 悪事の誘惑が忍び込む隙ができてしまう
のでしょうか。
『少欲・知足』という大切な言葉があります。
「足ることを知らない人は、富んでいても心が貧しい。
足りていることを感じとれる人は、心が富んでいる。」
自分を見失い、十分であることを自覚せず欲求のままに過ごすその姿は、
見る人によっては、横柄さ、そして隙や弱さを感じるさせるのかもしれません。
善をなすのを急がねば 心は悪事を楽しむ
2月15日は、お釈迦さまのご命日です。
多くの寺院で涅槃会、常楽会が盛大且つ厳かに勤修されます。
お釈迦さまの言葉を紹介させていただきました。
合掌