やしょうま
2月15日はお釈迦さまのご命日とされています。
多くの寺院にて涅槃会あるいは常楽会が営まれます。
以前、長野県内の僧侶と涅槃会の話題で話をした際に、
「やしょうま」というものが話にあがりました。
私はなんのことだかわからなかったので教わると、お釈迦さまのご命日に
お作りするお菓子だそうです。
長野県は広く、同じ仏教界でも習慣が違うのだなと感じました。
長野県の北信地方では、お釈迦様の命日にちなんで「やしょうま」を作るそうです。
やしょうまは、米粉、片栗粉、砂糖、塩に湯を加えて練ったものを蒸して、
食紅で様々な絵柄をつけ形を整えたお菓子のようです。
ネットで調べてみると、彩られたたくさんのお菓子の写真が出てきました。
とても美しい手作り和菓子であり、心こもる仏さまへのお供えものです。
口にするとモチモチとした食感にほんのり甘味があるそうで、その味も含め絵柄の出来も
毎年手作りする楽しみのひとつだそうです。
お供えしてからお下げしたやしょうまを大人こどもで美味しくいただき、
無病息災の御利益もあるのだとか。
同じ県民による涅槃会の習慣、郷土料理でありますので、
興味をよせて近々作り方を教わりたいと思っております。