彼岸供養
今年の春彼岸は、お中日の寺行事「春彼岸のつどい」に参加された皆様と
腕輪念珠づくりを楽しみました。
腕輪念珠づくりの醍醐味は、シンプルな手作り感を味わう楽しみと、
楽しいひとときのなかにある、ほどよい緊張と『専心』だと思います。
そしてオリジナルの念珠の出来上がりは嬉しいものです。
自身、過去にひとつの腕輪念珠(頂きもの)を大切に
何年も身につけておりましたが、とある宿泊先で失くしてしまったことがあります。
残念であり、以来、腕輪念珠はつけておりません。
最近では、老若男女多くの方が腕輪念珠をつけているのを見かけます。
なかには大切に肌身離さず、という方もいるのでしょう。
腕輪念珠づくりは自分の為のものでなくてもいいのです。
あの人のために、ご家族のために、そして大切な亡き人のために。
心込めて作ったものを亡き人のもとにそっとお供えしておくことも良いことです。
穏やかに進める手作りのなかに、誰かを想う。想像する。
その「想う」という行為こそが供養になると思います。
手にしたものがお念珠であれば、きっと安心と功徳もあることでしょう。
合掌