風薫る
若葉の香り漂う、爽快な季節を迎えようとしています。
境内では枝垂れ桜が散り、柔らかな春は終わりを告げようとしております。
5月は中旬となり、寺の参道から境内のつつじや芝桜が綺麗に咲き、
本堂と観音堂の間にある坪庭ではクマガイソウが見頃となっております。
陽を浴びて成長する草木の息吹きをもっとも感じるこの頃、
日中の田畑では農作業に精を出す人達、ひときわ空気が澄む早朝には、
散歩やジョギングをされる人が多く見られるようになりました。
この田舎の「いつもの光景」であり、みなさまが健やかにお過ごしであることを
感じとれるこの頃であります。
薫風に誘われて体を動かし、色んなことに取り組んでみようと思える
もっとも良好な季節ではないでしょうか。
合掌