トウカエデ
日の出が早くなり、朝の勤行を終えて外に出る頃には
太陽の光が境内に満ちています。
山門の向こうにある、朝日を浴びた参道のトウカエデが目に飛び込みます。
爽やかな黄緑色の葉を豊かに茂らせるそれは、まるで山門を額にして入る絵画のよう。
この樹を遠くから見かけた人は、この葉が花を咲かせているように見えるようで、
近くまでお寺を訪ねて来られ、それがすべて葉であったことに驚きます。
秋、紅葉の時期になると、この樹はいくつもの色に葉を染めます。
虹色に染まる姿からでしょうか、メープルレインボーとも呼ばれているようです。
秋の変化にもご期待下さいませ。
ただいま、境内はつつじやクマガイソウなどが咲き、自然の色たちに溢れております。
(鶴嶺公園のつつじは、例年より満開が早く、いまGW見頃のようですね。)
初夏、よい季節風景をお楽しみ下さい。