雨男
8月20日(火・友引)、天気曇り。
こどもの夏休み、ゆっくりと時間をとって遊びに連れていってあげられなかったので、
最終日となったこの日朝早く、白馬にある遊具付キャンプ場でのBBQに出発。
(スマホで天気確認:午前10時頃まで傘マーク有り)
午前9時頃、白馬到着と同時に雨が降り出しました。
炭に火がまわりBBQの準備が整った頃には大雨になり、遠くでは雷が聞こえ、
こどもは屋根下から一歩も出られず、誰が雨男で誰が雨女かと言い出し・・・。
せっかくの一日、どしゃ降りのなかでのBBQは可哀想だと思いながらも、
これも夏休みの記憶の一頁かと、白馬ひとつ屋根の下雨止むことを待ち望み、
カレーを作り、肉野菜などを焼きくつろぐことにしました。
(スマホで天気確認:えっ!午後5時頃まで傘マーク!?)
昼は午後1時を過ぎ、強い雨のまま。
食事を済ませた後は雨が止むことの希望を捨て、外で遊ぶ楽しみを諦めました。
わざわざここまで来たのになあと心のなかでつぶやき、雨に体を濡らしながら
車にBBQ道具を運び撤収。
午後2時前、予定より早くキャンプ場を出て、近くの温泉に入り着替えることに。
そこで目を疑うことが――
これで一日終わりかなと残念に思いながら、風呂で雨に濡れた体を洗い流し、
その後露天風呂に出ると、いままでの雨がすっかりと止んでいたのです。
空が明るくなってきている・・・天気とは天の気分か・・・。
順番は違いますが、
風呂を出て綺麗さっぱり着替えた後からキャンプ場に戻り遊ぶことにしました。
午後3時を過ぎ、やっと外に出られたこども達は水を得た魚の如く走り回り、
汗をかき、服を汚して遊ぶ様を見て、明らかに順番違うよなと思いながらも、
こどもはそんなこと気にしてないだろうと納得することにしました。
先々の楽しみ、行事やイベントがあると人は天気予報に一喜一憂。
しかしながら天気はその日になってみないとわからないもの。
その日のうちにも急に様子を変えるもの。
大いなる天の気まぐれ。
森羅万象は人に都合よく働いてくれるものではないのです。
上映中の映画『天気の子』のように、個人が意のままに日々の天候を操れたら、
きっと世界は欲求や生活バランスを大きく崩し、大変な事態が起こりますね。
不如意と知りながら、人は天に一喜一憂するのでしょう。
それはまだ「元気の子」な証拠。
雨男合掌