第7回こども寺子屋開催の御礼
夏休みのこども寺子屋が延期され、このたび10月3日(土)開催されました。
新型コロナウィルス感染対策を講ずるために、開催前よりご家庭に体調面、行動面の
管理などをお願いし、内容も時間短縮、定員減、大きな発声を要しないプログラムと
致しました。
有志サポーターとして集って下さいましたお母様方、中学生のお力添えをいただき、
こどもに目を届かせて安全を保ちながら、且つ順調に進行することができました。
本当に心強く、主催側として余計な力を入れることなくプログラム対応できたことに
感謝の思いです。
『ぼくが命をいただいた三日間』
という映画を見ることで、
日頃の食事、いただきますの言葉について考える機会をもちました。
いただきますに込められた意味
『自然界の恵みへ』
・・・育ってくれた命、いただく命への感謝の言葉
『万人の思いへ』
・・・いつか口にする恵みの命を育ててくれた人たち、
食材としてここに届くまでに携わった多くの人たち、
そして美味しく食べれるように料理してくれた人への感謝の言葉
このことについて常に思いを巡らせることなどできませんが、
声に出す「謙虚なカタチ」は習慣としていきたいものです。
『いただきます』
ワークショップは4グループに分かれて京都友禅和紙を使ったご朱印帳づくりを行ない、
それぞれサポートのお母様方、中学生が指導して下さいました。
好みで選んだ模様の和紙が表紙となったご朱印帳を持ち帰り、今後ご家族と
神社やお寺へお参りの際には、ぜひそれを手にして出かけてほしいと思います。
ご縁を重ねていくなかでご朱印が集まることで、自分の朱印帳に愛着が沸き、
寺や神社を身近に感じてほしいと願います。
最後に十善戒写経を行いました。
締めくくりの願いごとには、
「早くコロナが収束して平和が戻ってほしい」
と書いたこどもがもっとも多かったです。
大人の講じる感染対策に素直に従い、世の変化に流されるままに流され、
いくつも失った思い出づくりの機会があったであろうこども達こそ、
日々よく耐え忍んでくれているなと思うのです。
こどもなんだから、もっと自由に夢や願いを描けないものかな、という気もしましたが、
きっと身近な親や先生方あるいは世の人の思いを解ろうとしてくれているのでしょう。
こどもたちにもありがとうの気持ちです。
卒業を迎える6年生のこども達も参加してくれて、
今回開催が叶ったことに感謝いたします。
お支えくださったサポーターの皆様ありがとうございました。
来年は、きっと夏休みの一日をへとへとになるまでこどもたちと過ごす寺子屋が
実現されることを信じ、日々精進したいと思います。
合掌