後悔も人生経験
小学2年生の息子が手紙をくれました。
『いつもあそんでくれてありがとう』
とても嬉しかったけど、どこか申し訳ない気持ちになりました。
なぜかというと、私は寺族としてお寺が職場でありながら住まいでもあるため、
こどもといつも一緒にいられるのに満足するほど遊んであげていないのです。
それでもありがとうと言ってくれるなんて、こちらこそありがとうです。
日頃楽しませてもらえているのは親の方。
保育園に通う3歳の娘は口が達者でよく喋りますが、
こどもならではの言い間違えや思い込みを聞くのも楽しい。
◇ジャングルジムのこと
一週間前・・・ジャングルジム ➡ジングルジャム
(この程度なら十分わかる)
つい先日・・・ジングルジャム ➡じんぐるぶし
(もはや遊具ではない!)
◇学校のこと
昨日の朝・・・『お父さん、みこねぇ~、大きくなったら学校行くんだ~』
『お父さんももう少し大きくなったら学校行ったら~?』
(もう人生折り返してます!)
あらためて、これから学校に進むこどもの将来は大切で明るい。
大人の多くは昔を想い、あの頃はよかったとか、あの時をやり直せたらどうのとか、
そう思うこと、後悔のひとつやふたつはきっとありますよね。
私はもう学校に行き学ぶことは叶いませんが、成長するという意味で
もう少し大きくなることはできます。
いや少しどころか、まだまだ学ばなくてはならないことだらけです。
後悔も人生経験のうち。
親としての後悔もないようにしようと息子の手紙から思いました。
『あの頃、もっとたくさん遊んであげれば良かった』って。
『もっといろいろ教えてあげれば良かった』って。
こどもの将来、大人としての将来、時の長さや質は違うけれど、
「今日がまだ見ぬ未来へのはじめの一歩」ということに
誰も変わりはないのです。
さあ、今日をどう過ごしますか。
合掌