今年最後の日曜仏教会
12月6日(日)、今年最終となる日曜仏教会が開かれました。
今回は京都友禅和紙を使ってのワークショップ。
正月に向けた箸袋と御朱印帳づくりを楽しみました。
新型コロナウィルス感染が再拡大し、大きな楽しみを求めることができない世情のなか、
近くにささやかな喜びを見つけることがとても大切なことと感じます。
ご参加皆様の新年の年明けには、手作りのものを手にして家内に明るい笑顔が
見られるといいなと願っております。
このたびはこども達の参加も多く、境内の石拾いを手伝ってもらいました。
15分の間にたくさん石を拾い集めてくれたおかげで、庭が綺麗になり感激です。
ご褒美に模擬の10円を100円づつ渡し、この日だけに設けた駄菓子屋で
買い物を楽しんでもらいました。
大人の参加者には身近な仏教仏事に関する3択問題を10問挑戦してもらいましたが、
「身近」というにわりに難しい問いだったようで、問題をつくる私も勉強になりました。
本来仏教は私たちの身近にあるものなのですが、その教えを必要とせずに暮らせる毎日に
仏教の存在は遠く関心のないものになっていきます。
しかし仏教は「生きるための仏教」であり、その教えは私たちが健やかに暮らすための
拠りどころとなるはずなのです。
お寺は誰かが亡くなってから足を運ぶだけではなく、生きているうちに求めて通い、
そこで何かを学び、そこに何かを置いていき、そしてそれが励ましや喜びにつながって
いくものと思うのです。
お寺や神社は地域多世代交流の処として相応しく、寺は仏教の教えが流れていることを
これから長い時間をかけて伝えていくことが、当山の日曜仏教会の趣旨であります。
何よりそれをご来寺の方が受け取ることで心潤い喜んでもらいたいと願い、
来年からも精進し努めてまいります。
多くのご参加の皆様、お手助けしてくださった皆様ありがとうございました。
合掌