護摩法要厳修ー疫病退散
1月4日午前10時より、観音堂において新春厄除聖観音初護摩供法要が
厳修され、厄除け、各願主様のご家内の安全と所願成就を祈願致しました。
昨年、私達は令和最初の年明けに世の安寧を願い、また東京オリンピック開催を
夏に迎えることなど、明るい話題のなかにその年への期待を膨らましていました。
しかしそのすぐ後、未知のウィルスが世界中を脅かす未曾有の事態に陥ったのです。
第一波、二派、非常に大きな第三波。
一年経とうとする今も、コロナウィルス感染の苦難から抜け出すことが出来ずにいます。
コロナ禍に失ったものが多くあるなか、得たものや新しく生まれたものもあります。
働き方の面、日常生活の面、一年のうちに世の中が一変しました。
歴史上にあった数多の転換期。それに近いものが再び迫っているのだと感じます。
この間に苦しみ耐えている人達、命をかけておられる人達が事実大勢いらっしゃいます。
このたびの護摩法要では、早くこの疫病苦の闇から脱却させてほしいと聖観音菩薩に
重ねてお祈り申し上げました。
この先は待つばかりもいられません。
禍を転じるのだという意思をもって、ひとつ、ふたつと、冷静に行動を起こしていく、
恐れに支配されるだけではない、そんな光射し込む年でありたいと思うのです。
合掌
京都総本山智積院の不動明王ご宝前において護摩祈祷加持された
疫病除のお守りが、このたび檀信徒皆様方に授与されました。