蓮の成長を見守る
境内では蓮が育っています。
葉が大きくなってきましたが、蕾はまだ姿を見せません。
蓮を育て観察することが初めてで、この夏の開花を楽しみに追肥などしながらも、
成長が遅いものにはどう対処したらよいのかわからずに見守っております。
大変有り難いことに、3月に塩尻の郷福寺様にて蓮の苗の植え替えを教えてくださった
小原先生が、時々松本から車を走らせて、当山まで様子を観に来てくださるのです。
「大丈夫、これからこれから」
と安心な声をかけて下さいます。
毎朝早くに起きて外に出ると、そこでまず蓮の葉を覗くことが楽しみになっています。
今はまだ梅雨ですが、この先一気に暑くなるなかで成長が加速していくことを
期待しています。
寺にお越しになる方々が咲いた花の美しさに喜ばれる日が今から待ち遠しいのですが、
私はその前に、高く伸びた茎の先にある蕾、未開敷蓮華ををじっと眺めてみたいのです。
「未開敷蓮華」
それはきっと崇高であって、もっともエネルギーを内に蓄えている姿だと思います。
どこか仏教的で、どこか秘めたようなその姿を、一人拝むように眺めてみたいのです。
合掌