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寺族日記

静かにお盆を過ごす

記事内容の法要は大雨災害と今後の天候を理由に中止となりました

1951年より70回の開催を数え、岡谷の風物詩として心の拠り所とされてきた

湖上灯ろう流しが、その歴史に幕を下ろしました。

今年、岡谷市仏教会(須藤翠厳会長‐久保寺御住職)が大切なご供養を受け継ぎ、

日時場所を同じくして厳かに心静かに法要を営みます。

 

30基の灯篭が祀られます。

灯篭の3面には地元のこどもが絵を描き入れてくれており、残る一面には、

僧侶が供養を受け付けて戒名などを筆入れします。

 

塔婆を焚きあげて大きな送り火とします。

同じくご供養を受け付けて僧侶が筆入れします。

 

どなたもご来場いただき、お焼香をすることができます。

湖上に流れる精霊船を眺めながらご供養下さい。

 

また、夜空には夏の終わりを告げ、故人を送る花火があがります。

今は亡き大切な人を思い浮かべながら、みなともに心静かにお送りをいたしましょう。

 

真福寺では、先日、ご新盆さんの家のこどもがお父さんお母さんとお越し下さり、

灯篭の絵入れをしてくれました。

描かれたこども達それぞれの絵は特別な温かみに溢れていて、なんとも心安らぎます。

送り盆の夜に、きっとよい精霊供養ができるものと思っております。

 

8月16日(月) 午後7時より 岡谷釜口水門近くの湖畔公園にて

ご新盆の皆様をはじめ、どなたも連れ添ってお参りに起こし下さい。

この夏の終わりに、同時にみなさまには歴史をつないでいただけそうです。

                                 合掌

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みなさま、今年のお盆はどのようにお過ごしになられますか。

家族親戚集って例年通りというわけにはいかない寂しさもお察しします。

できる範囲、お心を伝えられる範囲でよいのだと思いますよ。

ご先祖さまの供養の支度を整えてまいりましょう。

 

盆に向けての支度と心得

ご家庭にてお盆の準備がすすめらていると思います。

盆前にあわてることなく、今から少しずつ家内、お墓などを清め整えていただき、

安心してご先祖さまをお迎え下さい。

盆の準備にお迷いの方は次を参考までにご覧ください。

 

ご自宅での迎え盆とご供養

◆精霊棚
 お盆の飾り付けには精霊棚と盆提灯などがあります。

 ※丁寧にはお仏壇から位牌を取り出し、お仏壇前に改めて精霊棚を設けて飾りつけ、

  そこに位牌をおいて供養する形、地域によりしきたりがあります。

  しかし「絶対のカタチ」ではございません。 多少負担ともなりますので、

  常日頃の通りにお仏壇にて礼拝し供養差し上げることでも充分なのです。

 

◆盆供
 お盆のお供え物、供物のことを「盆供」と言います。

 お盆に行う供養のことも同じく盆供と呼びます。

 

◆迎え火と送り火
 お盆の入り(8月13日 ※異なる地域有り)には、

「ご先祖様が迷わずに帰って来られるように」という気持ちをもって、

玄関前を照らすよう迎え火を焚きます。

お盆さまお盆さま この明かりでおいでなしておいでなして♪

 お盆明け(8月16日 ※異なる地域有り)には、

ご先祖様を丁寧に送り出すために玄関前で送り火を焚きます。

お盆さまお盆さま この明かりでお帰りなしてお帰りなして♪

(諏訪地方は白樺の皮を焚いているご家庭が多いです。)

 

◆飾りつけとお供えもの

◎精霊棚

 お盆に用いられる祭壇 

(前述のとおり、お仏壇を丁寧に整えていただければ充分ですよ。)

◎盆花

●精霊棚の網に逆さに吊るす花  代表的なもの:ほおずき

(花瓶で綺麗な仏花を供えることで充分ですよ) 

●禊萩(みそはぎ)の葉を束ねてお供えする 代表的な盆花のひとつです。

  盆供、飾りの清めに使われていたことから、ミソギハギとも呼ばれていた。

  実際に萩に綺麗な水をつけて祭壇、仏壇、盆供のお清めに使っております。

  ※丁寧には、蓮の葉に水を注ぎ、ナスやキュウリを細かく刻んだもの

   (精霊および餓鬼への施食)を添え、そこに禊萩を供えます。

   (綺麗な器にお水を注ぎ、そこに萩を供えていただくことでも充分ですよ)

◎馬と牛

 お位牌の前に供えます。

 馬はきゅうりで作ります。早くお家に帰ってきて下さいとの気持ちをもって供えます。

 牛はナスで作ります。ゆっくり過ごして下さいとの気持ちをもって供えます。

 (それぞれの足は割り箸を用いていただけたら充分ですよ)

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◎盆提灯

 お盆のみに飾られます。※新盆は白提灯が主です。

 ご先祖様を迷わす迎えるための灯りです。

 

毎日暑いなかですので、みなさんがお体を悪くせず元気であることにより、

ご先祖さまに安心していただくことが第一です。

体調、健康に気をつけてお過ごし下さい。

ご心配なことなどお有りでしたら、遠慮なくお寺にご相談下さい。

月別一覧

今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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