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寺族日記

わずかな場所で

夏休みに開催されるこども寺子屋は、小学校児童の定員35名に達したため、

受付を締め切らせていただきました。

今年の夏は猛暑続きのようで、何事も体の安全、日々体調管理が第一です。

皆様、水分補給、栄養補給、十分な睡眠を心がけて下さい。

 

 

7月を迎えました。今年もはや下半期に突入します。

今月の言葉の力は、

『時間 空間 いまいる場所はほんの一部』

としました。

 

私がいる場所。

過去、現在、未来の時間軸においても、十方果てない空間を軸においても、

極々わずかなところです。

逆に、私がいる以外の場所を計り知ることはできません。

その計り知れない世界から、このわずかな所へ縁が働いているのですね。

そのほとんどが目に捉えることができず、感じとれるのはこの心だけでしょう。

 

 

自分は何かの役に立てているのか、

という「ものさし」は大切ですが、

私は、それよりも大切にするものさしがあると思っています。

それは、

「自分は元々これほどちっぽけな存在なんだ」

と知ることです。

この考えは決して諦めとは言わず、「明らめ」と言います。

響きは等しくても、表現に用いる字で印象は違いますよね。

そう、明らめることは、ポジティブな仏教概念なんですよ。

 

今日生きている尊さや不思議さに結びつく本質的なものさしでありましょう。

 

で、あればこそ、

これほどわずかな場所にいながら、そのうえ不平不満ばかりでは寂しい。

明らめた心で、日々の暮らしを喜びに捉える方が、きっとよい方向へ向かう。

ご縁とは、そのような仕組みになっているとお釈迦様も祖師も仰っています。

 

このわずかな場所で、このひと隅を照らすように、自分にできることを努める。

天台宗の宗祖最澄上人は、

「一隅を照らす」

という言葉を残されました。

 

一隅を照らす運動がやがて大きな灯りになり、世を照らすのだそうです。

あたりまえのことのようですが、この実践こそ精進と感じています。

「このわずかな場所で、『明らめ、明るく』生きてゆくこと。」

                          合掌

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境内は蓮の蕾が膨らんできました。

お立ち寄りの際には、ぜひ蓮の様子をご覧下さい。

月別一覧

今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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