秋彼岸境内清掃
9月25日(日)、午後2時より恒例の日曜仏教会を開催。
今月は境内清掃を行いました。
寺の役員様、檀徒の方々がつどい、本堂で秋彼岸供養をした後、
境内で日頃から手入れが後回しになってしまっているところ、数か所に
分かれて約45分の作業。
いまは高速社会と言われ、求める情報を早く得る、また選ぶことができ、
そして多くの人と人が、遠く、速くつながることが叶えられる時代。
しかしながら、いざ「人が集う」ことを求めると、中々どうして難しいと感じます。
人が集い、助け合わないと出来ないことは、時代が変わっても身近にいくらでもあり、
実際にそのマンパワーをリアルにお借りすると、「有り難いこと」と心から思えます。
日常で杖をついているようなご高齢の役員様が作業着を来て
お越し下さったことに恐縮しました。正直驚きました。
他の役員様が心配し、無理しないで、「監督」しててください、
と声をかけると、その方はこうお応えしました。
「やらねえんだったら、来ねえわ!」
胸の熱くなるお言葉でした。
毎年の節目のおまいりを欠かさず、長きに渡って当山をお支えして
下さっている方であって、いまもその気持ちに変わりないことを、
ひと言で示して下さった気がします。
短時間で随分と綺麗になりました。
植木の剪定までして下さった方、ほうきが使えない場所の落ち葉を
手で広い集めてくれた親子、様子を撮影してくれた役員様。
人が集い、負担を分け合うように協力する姿は、やはり尊いことです。
仏教の教え、「布施」。分かちあい、助け合いの心。
これは先祖供養に通じる尊いお気持ち、行いです。
ありがとうございました。
分け合うことで増えていく幸せがある。
時代は変わっても、このことは不変です。
合掌