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寺族日記

希望の子たち

このたび、地元中学校の卒業式に出席しました。

 

3年前、入学と同時に全世界は新型コロナウィルス感染が拡大。

日本でも未知のウィルスの急拡大により緊急事態宣言が発出され、

入学直後に学校は2か月近い休校を余儀無くされました。

 

3年間、常にコロナウィルス「感染対策」とともに学校生活を送り続けた、

「コロナ世代」と呼ばれる子たちです。

 

いくつも感染の波がやってきて、先は見えず、幾度と不安になったことでしょう。

学校も家庭も、長いトンネルのなかにいながら希望を持つことは大変だったと思います。

 

 

私はこのように想像していました。

3年間のなかで心満たされることはなかったのではないか。

新しい生活様式と学習システムの変化に、不満ばかり溜まっていたのではないか。

 

しかし、生徒とともに過ごした先生方のお話、さらに卒業生、在校生の話を聞くと、

その想像の中身は、大人である私の勝手な思い過ごしであったと気づかされました。

 

卒業する子たちが、この3年間に育まれたもの。

工夫する視点、創造力、忍耐力、対応力。

そして、優しい心づかいと認め合いの精神。

 

その当時の自分たちと比較するのはナンセンスですが、

卒業式の立ち居振る舞いと言葉のひとつひとつに、随分と大人に思えました。

正直、卒業生の姿、マスクを外したその表情に感動をおぼえました。

この世代の子は、仲間とよく「協力」して、よく「発想」を膨らませて、

自ら「希望を見出そうとした」子たちなのだと感じます。

 

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大人たちはよく争った。時に人を傷つけた。

大人は自分達でルールを作っていながら、よく不満を漏らした。

 

こどもたちは、本当によく耐えた。

こどもはマスクの下に笑顔を見せ、よく明るく過ごしてくれた。

 

長いトンネルから抜け、希望の光が射そうとしています。

少し世界は変わってしまったけれど、

このようにして過去より時代は変化してきのだと思います。

 

コロナ禍に失ったものもあるけれど、感謝すべき、気づくべき視点があることを

人はこれでもか、というくらい教えられました。

大人がこどもたちから気づかされたことも多かったはずです。

 

 

この3年間を経験して巣立つこどもたちに、心からおめでとうの言葉を。

そして、これらの経験は、これからの人生で必ず活かされる日がやってきて、

また、いつか友と学び舎を振り返り、笑って語り合える日もやってくるでしょう。

 

素晴らしい成長とご卒業おめでとうございます。

                        合掌

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法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
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令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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