本文へジャンプ

寺族日記

4年ぶりの音楽コンサートを前に

今年の花まつりに、真福寺では平成31年の4月以来、4年ぶりとなる

音楽コンサートを開催します。

 

4月23日(日)、午後6時30分より、岡谷市在住の小口郁子さんによる

フルート演奏をお楽しみいただきます。

実は、小口さんは平成30年の夏に開かれたアコースティックギターコンサートに

おいても、そのグループのメンバーとして出演されています。

IMG_3003

4月7日 会場での音合わせ

 

真福寺では長年コンサート開催を続けてまいりましたが、令和2年4月に予定していた

御諏訪太鼓と真言声明のコンサートをコロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の

事態を受けて急遽中止として以降、一度も音楽コンサートは開催していません。

 

3年間、寺の行事は何もしなかったのかといえばそうではなく、毎年要となる法要の他、

月例行事においては、やりたいことをやれるだけの範囲でこつこつ続けてまいりました。

やれるだけの範囲というのは、正しいとされる感染対策基準に準じた明確な判断はなく、

人によって考え方や価値感は様々であり、何度か役員様から注意を受けました。

 

 

私が考えていたことをここに少し述べておきます。

いまの時代、お寺が布教教化活動をピタリと止めても、世の中どころか、

狭い地域の皆さまの生活にさえ、何も影響はない。

無理に行事を行ない安心を失いリスク背負うくらいなら、いっそ活動を止めてしまおう。

世情を鑑みれば、そうしたとしても誰も声に出して否定しないことはわかっていました。

正直、その判断はいつでもできました。

 

しかし、そうしたいとは、一度も思いませんでした。

 

お寺の荘厳と静けさは時に心地良く、非日常の場所。

その静けさのなかに絶えずゆっくりとした動きがあり続けることで、

細々とでも人が行き交い、つながりが生じてゆくのです。

私はそれを「水の流れ」に例えていました。

 

非日常がよりどころとなって、日常を心豊かに支えてくれることがあります。

お寺に通うことを励みとする人もいれば、お寺を心に求める人が声に出さず

いたりもするのです。

だから、どなたかの心休まる場所が失われないよう、細々とでも「寺の水」は

流れているべきだと私は考えています。

理由はもうひとつありました。

世の中に不安感や閉塞感が満ちている時にお寺が門戸を閉ざすことは、

お寺の魅力や価値の喪失を認めることに思えたからです。

 

 

この3年間、欠かさずにお寺に通い、力を注いでくれた方々がいました。

私自身、皆さんのご理解の声に支えられ、励まされて活動しております。

とても感謝いたしております。

今後も出会う人からの学びや気づきを大切にしながら水の流れを守っていきます。

 

 

さて、4年ぶりの音楽コンサートです。

フルートと真言声明のコラボにも挑戦します。

私が思い描いていたフルートと声明の共演イメージについて、

小口さんにお話したところ、「まったくイメージがわからない」と

少々お困りになりながらも、快くお受け下さいました。

 

コロナ禍という言葉が定着して3年を過ごしました。

禍とは「わざわい」を意味するものとされています。

「その『わざわい』から、いよいよ解けていくのだ」ということを、

仏さまが見守って下さる場所で表現したいという思いがあります。

 

世の中の変化を前にして、まずは元気になりたいですね。

元気は「元の気」と書きます。

人が「元の気」に整うには、楽しみ笑うばかりではなく、

ひとり静かに佇んだり、時には涙を流すことだって必要なんですよ。

心の中は人それぞれですから、人それぞれの感性で元気になってほしい。

そんなきっかけがお寺の音楽コンサートにあればと願っています。

 

 

4月23日(日) 18時30分~19時40分 本堂にて

花まつり夜桜フルートコンサート~声明も交えながら~

多くのお申込みがありますが、まだ定員まで事前申込みが可能です。

事前申込みの方には、優先席の他、MAMAMI舎さんの「花見おはぎ」と

法語手書き入り「散華」が付きます。

 

ライトアップを予定する枝垂れ桜ですが、思いのほか開花が早く、

早くに散ってしまいそうです。

今年の花まつりは、皆さんの笑顔で本堂に花を咲かせましょう。

 

 

4月8日はお釈迦さまの誕生の日

 

お釈迦さまのお言葉

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

~一人ひとりが世界にひとつだけの花、ゆえに命尊し~

                          合掌

月別一覧

今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

↑