蓮が開花しました
久々に晴れた今朝、蓮がいくつも咲きました。
今年も咲いてくれた蓮の花。
その美しさ、香り、無心に蜂を招く姿に感動します。
蓮と仏の教えはつながっていると言われます。
ゆえに仏の象徴とされています。
汚れた泥に育ち、葉が高く立ち上がり、大きく広がり、
花の蕾はその葉を超えて、花開く。
咲く花は、けして泥に染まってはいない。
人に宿る仏性、慈悲の心は、本当は何事にも
染まるものではない、というメッセージ。
花の美しさを知れば知るほど、散りゆく花に儚さを覚えるほど、
蓮のすべて、蕾、葉、花托、容器の水、寄ってくる虫たち、
そして汚れと表現される泥さえも、皆美しく思えてくるから不思議です。
私達の世界は、本来、そういうものなのだろうと思います。
自分が輝けば、まわりも輝く。
身近なものの輝きを喜べば、自分も輝ける。
すべての無常に気がつけば、愛が芽生える。
つながり、映し合っている世界。
綺麗な水から綺麗な花が出るのは、きっと当然なのでしょう。
この世に濁った水、迷いや穢れにも向き合い、
心の眼をもって良縁を感じとることで、人はそれぞれに花を咲かせるのです。
合掌