本文へジャンプ

赤く染まる

秋深まり、11月に入りましたが、暖かい日が続いています。

 

法事に来られた方と話します。

 

「こんな調子で年まで越せたら、どんなにいいことかねえ。」

 

そんなことはまず有り得ないと、わかっている者同士の会話ですね。

 

 

境内の木々は毎日葉を大量に落とし、枝が露出したその姿に、

冬が近いことを知らされます。

 

白い息を吐く朝が、もうすぐやってきます。

 

 

今朝、鐘を撞いたあと東の尾根を見ると、やけに赤く、それは火を連想させました。

しかし、すぐにそうではないと気づき、しばらくすると空が赤く染まり始めました。

 

軽トラに乗り、寺平へ向かい走っていると、空が燃えるように赤く広がり、

私は見晴らしのよい場所でその空を観たくて、スピードを上げました。

 

途中、天龍大明神を通った時、真っ赤に染まる明神池に驚き、

車を止めて撮影しました。

IMG_5387

 

目に映った姿を、古いスマホではありのまま捉えることが出来ませんでしたが、

その美しい情景に、心奪われておりました。

 

まもなくその色は褪せていき、燃えるような空は幻となりました。

 

 

自然界は、時々驚くほどの美しさを人に魅せてくれることがあります。

それはほんのわずかな時間であることが多く、奇跡的に出会えた時は、

神々しささえ感じます。

 

しかし、いつもわかるのです。それは幻であると。

 

世は無常であるがゆえに、儚くもあります。

儚いがゆえに美しいとも言えるのでしょう。

 

28E26343-

 

人ひとりの命も有限であり、必ず散る時がやってきます。

常に変化し続けているその姿や心が、真っ赤に燃えるような

エネルギーを放つ時はいつなのでしょうか。

 

人には、そのような時がきっとあると思います。

そのようなご縁にふれる時が必ず巡ってきます。

風もなく静かな水面が、朝陽に燃える空をありのままに映したように。

                             合掌

月別一覧

今月の「言葉の力」

雪を暖かいと表現できる日本人の心の豊かさ

心で観る奥深さは
音ないものを音にして
見えぬものを見させる

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
令和5年 2023年 一周忌
令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

↑