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迎春 甲辰

令和6年、西暦2024年を迎えました。

 

今年は甲辰の年。

 

 

迎春

 

昨年は、弘法大師空海ご誕生1250年慶祝の年にあたり、

秋に檀信徒つどい、京都総本山智積院を参拝いたしました。

宿坊智積院会館に宿泊し、翌朝は一同勤行に参列。

大師堂内を特別拝観させていただき、弘法大師像を間近に拝み、

ご本山の空気に触れる貴重な旅をともにしました。

皆様、ありがとうございました。

 

 

本年は辰年。連想させる生き物は「龍」ですね。

十二支のなかで、唯一この世に実在しない生き物です。

架空の生物であり、神あるいは霊獣として崇拝されてきました。

仏教界においてもお堂の天上に描かれていたり、龍を祀るお寺は

数多く、当山においては山号を「青龍山」と申します。

 

諏訪には龍伝説があり、諏訪大明神の化身は龍と考えられ、

古来の人は諏訪湖に潜むものと想像していたようです。

 

龍は大海や湖などの水中に潜み、強力な力に人から畏怖の念を抱かれながら、

また「恵みの雨」をもたらす水神としても崇拝されてきました。

天に昇る勇ましい姿から、運気上昇、人々の暮らしに富をもたらすものと

信じられてきたのです。

 

今年は運気が高まる? 経済成長に期待?

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寺宝「双龍」

寄進:檀徒 片倉兼太郎・片倉俊太郎・片倉武雄

(大正10年 第20世 徴海住職代)

 

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年頭、「いかなる年も」肝心なことを気に留めておきたいですね。

「物の興廃は必ず人による」(弘法大師のお言葉)

外に原因を探し求めるよりも、まず何事も自分含め人しだい。

人こそが、ご縁によって何かを築き、同じく何かを失っていきます。

そして、そのすべてのことは、「心から」始まる。

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心の乾き。

心の乾きとはなんでしょうか。

満たされない心? 疲れた心? 寂しさ?

様々な心の様子、欲求あるいは人の脆い部分も浮かびますね。

たとえば、渇愛という表現。

 

さて、心の乾きを潤すものはなんでしょうか。

心が潤い、豊かな感情、柔和な気持ちに導いてくれるものはなんでしょうか。

たとえば、殺伐とした世のなかに「幸福」を見つけ出すことのできる精神。

そのひとつが信心。

信心によって人の心に灌ぐ水があります。

 

 

「心にダムはあるのかい!」

懐かしい、四半世紀以上前のドラマの決め台詞ですね。

心を揺らす感動、そして涙。愛情をダムに例えました。

 

 

 

もしも、この年に龍の功徳をもとめるのなら、恵みによる心の潤い。

 

心潤すもっとも相応しい言葉は「ありがとう」です。

もっとも相応しい出会いは、「感動」です。

そのすべての思いやりの心は、人々の内側にあるものです。

人が互いに心を開き、高め合い、創造そして上昇できることを望みます。

 

 

「遍照」

甲辰の年明けに浮かんだ言葉。

願わくば世界の人に広く恵みが降り注ぎ、広く広く希望の陽が照らし、

努力と成長が叶いますように。

 

多くの笑い、出逢い、まなび、

皆さまにとって悦び多き年となりますことをご祈念申し上げます。

                           合掌

 

当山には龍が住んでおります。

本堂の西外陣、近くまでお参りできます。

精進と昇運、心新たに手を合わせてお祈り下さい。

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今月の「言葉の力」

除闇遍明の徳

    ~南無の心~
     ありがとう
     ごめんなさい
     おかげさま

言葉の力一覧

聖観音縁日護摩修行
ととのう写経体験
癒しのおてらヨガ

法事・年忌法要早見表

亡くなった年 本年回忌
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令和4年 2022年 三回忌
平成30年 2018年 七回忌
平成24年 2012年 十三回忌
平成20年 2008年 十七回忌
平成14年 2002年 二十三回忌
平成10年 1998年 二十七回忌
平成4年 1992年 三十三回忌

真福寺の法事について

厄年早見表

大厄(男性)

  • 24
    平成13年生
    (前厄)
  • 25
    平成12年生
    (本厄)
  • 26
    平成11年生
    (後厄)
  • 41
    昭和59年生
    (前厄)
  • 42
    昭和58年生
    (本厄)
  • 43
    昭和57年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成19年生
    (前厄)
  • 19
    平成18年生
    (本厄)
  • 20
    平成17年生
    (後厄)
  • 32
    平成 5年生
    (前厄)
  • 33
    平成 4年生
    (本厄)
  • 34
    平成 3年生
    (後厄)
  • 36
    平成元年生
    (前厄)
  • 37
    昭和63年生
    (本厄)
  • 38
    昭和62年生
    (後厄)
  • 60
    昭和40年生
    (前厄)
  • 61
    昭和39年生
    (本厄)
  • 62
    昭和38年生
    (後厄)

真福寺の厄除けについて

厄年は「数え年」を基準としています。

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