花まつりチャリティコンサート
4月8日はお釈迦様がお誕生された日。
2,500年が過ぎた今も、日本の仏教界では伝統行事として花まつりを営みます。
去る4月13日(土)午後6時30分より、
能登半島被災地復興チャリティ花まつりコンサート
~声明とフルート、太極拳にのせて~と題して、
大勢の方にご来寺を賜るなか、盛大にコンサートが開催されました。
声明とフルートの共演を2曲、声明とウィンドシンセの共演を1曲、
フルート演奏を5曲。
そして、中盤に披露させていただいたのが、新たな調和の世界観に挑戦、
声明とフルートに太極拳演武を交えた演出でした。
武術に洋楽器と仏教音楽、すべて異なり、演者それぞれも
これまで生きてきた背景、この道への志もまったく違うわけですが、
めぐり合わせで、一緒にひとつの演出を創り上げようとなりました。
異なる者同士ですが、自分の持っている感性を精一杯に高め、
お互いを引き立て、引き寄せあいながら、ご本堂の荘厳のなかに
溶け合い、調和していく姿を最大の魅力にしようと志しました。
正直、自分たちには、どんな情景が見えているのかをわかっておりません。
唯一無二の形を、会場の皆様の目にどう映って、どう捉えていただけるのか、
すべてはこの日お越しいただいた皆様のお心にあるのかなと思います。
フルート奏者 小口郁子さん(岡谷市)
揚名時八段錦太極拳師範 土田香里さん(岡谷市)
声明 小林照宏(副住職)
ご来場くださった方からお写真もたくさんいただきました。
有難いことに、お世話になっている地域のお檀家様をはじめとして、
市内からは関心を集めて多くのお仲間をお連れしてくださる方がいたり、
さらに岡谷以外からも伊那や松本、さらにはこのコンサートのためにと
遠く新潟県からお土産をもってお越し下さった方もおられました。
心より感謝申し上げます。
最後に森山直太朗さんの「さくら」を小口さんのフルートとともに、
会場の皆さんと合掌して幕を閉じました。
久しぶりに大きな声で歌ったと喜んで下さった方もおられ、
心温まる花まつりを会場の皆様とともに過ごせたことを感じ、
とても嬉しく思っております。
皆様からお預かりした入場料は、お心添えた義援金として、
この先の復興に役立てていただけるよう全額を寄付させていただきます。
1月より集いました義援金と合わせ、99,535円を日本赤十字社を通じて送金し、
被災地の方々に一刻も早く安心が訪れますようご祈念いたします。
多くの皆様よりご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
天上天下唯我独尊。
ひとつしかない命、一度しかない人生だからこそ、
ほとけの教えは私たちの心に響くものと思います。
❝生きるための仏教❞と感じてもらえる場がこれからも大切になります。
合掌
花まつりではお釈迦様のご尊像(誕生仏)に甘茶をかけておまいりします。
#15「真福寺 花まつり チャリティコンサート」 @okaya |レポート|トコトコ諏訪 (toco-suwa.com)
岡谷市のマリーさんがコンサートにお越しになり、このたび「トコトコ諏訪」にて
紹介してくださいました。
彼女の素敵なレポートをぜひご覧ください。マリーさん、ありがとう。