夏休みこども寺子屋の参加受付を始めます。
今年のこども寺子屋は7月29日(月)の開催です。
朝9時から夕方の4時30分まで。
昨年は10回目を記念して、初のお泊り寺子屋を実施したところ、
大変な盛り上がりとなり、地域のお寺の環境がこども育成に適して、
今後、その可能性を十分に発揮できることを感じました。
また、一番楽しんでいたのは自分だったような気もします。
こどもの頃の合宿などを思い出し、いまも残る童心が灯ったのかもしれません。
毎年夏休みに開く、真福寺こども寺子屋。
第1回目に参加した6年生は既に成人していて、大学でいうと4回生。
ご法事で会った時は、あまりに大人びていて驚きました。
法事でご家族と一緒にお経を唱えた際、つい、小学校の頃に参加した寺子屋で
読んだお経の記憶はあるのかなぁ、と気になったりもしました。
1年から6年まで、毎年欠かさず参加したこどもは、これまでに4人。
今年、もう2人がこれに加わる予定です。
また、中学生サポーターとして3年間手伝ってくれた子も1人います。
私は寺にこどもたちを迎え、よい夏休みの思い出を残してあげたいという
気持ちは毎年変わりありませんが、一緒に過ごしてきて実感することは、
毎回大人の自分に反省が残り、随分と学ばせてもらっているということです。
育ち盛りのこどもたちには、何を残してあげられているのかな。
正直気になっているところでもあります。
こどもたちの記憶の片隅に寺子屋の記憶が残り、将来、何かのきっかけで
大切なことを大切なシーンで思い出してもらえるような、そんな取り組みを
して、自分もわかりやすい姿勢で示したいと思っています。
令和元年の寺子屋で、「希望の樹」という巨大手形アートを制作しました。
大きな木の絵に、こどもたちそれぞれの手形を様々な色で押して「花」に見立て、
そこに一人ひとり、「願い」を書き入れました。
大広間に飾られたその樹は、しばらくの間飾り、6年後の寺子屋を終えたら外すことを
その年のこどもたちには伝えました。
1年生だった子たちはもう6年生。
当時の願いごとを読むと、微笑ましい気持ちになります。
6年はあっという間ですね。そして、こどもの成長スピードは本当に早いと感じます。
希望の樹が飾られた翌年にコロナウィルスが蔓延し、
こどもたちは長いことコロナ禍の生活を余儀なくされました。
生活の変化にもよく順応し、大人の作ったルールをよく守り、
禍を確かに乗り越えたのはこどもたちです。
そして、新たな生活様式に生まれたシステムを体験するなかで、
きっと将来に役立つ知識を身につけてくれたのもこどもたちです。
今年の寺子屋が終わりましたら、こどもたちのこの先の飛躍と、
心身健康を願い、希望の樹を取り外したいと思います。
さて、今回は第11回目の寺子屋。
寺で過ごした体験がこどもの心身成長の一助となるようにと願い、
企画して始めた教化活動です。
心新たに、身を正してこどもたちを迎えようと思っております。
子は宝。子は大人の鏡。
こどもをよく観察して一日をともに過ごし、
こどもたち以上に自分に「気づき」がほしいという思いです。
そして、ひとつでも、将来に芽を出すだろうよき種を撒いてあげたい。
合掌
☆お申込みは、新着情報の申込チラシをダウンロードし、
用紙をお寺まで届けてくださいますようお願いします。
☆食事の支度などお手伝いをして下さる親御さん、
そして進行をサポートする有志の中学生、
今年もどうぞお力を貸して下さい。連絡お待ちしております。