TUBOMI
蓮育は苗の植え替えが大変ですが、丁寧に植えてしまえば、
その後はそれほど手がかかるものではありません。
5月の終わり頃から10日に一度わずかな追肥をします。
7月に入れば一週間に一度。やはりわずかな量を。
6月も半ばになると気温が一気にあがり、アオコが発生するなど水が濁ります。
水のなかに手を入れて、余計に生えてしまった草などと一緒に取り除き、
水環境の手入れは愛情を込めて。
同時に、この頃に成長の早い種類は花芽が出てきて、
蕾の成長が進むと、水の減りも増すのです。
暑い日、いつの間にか水がわずかになっているなんてことが結構あります。
なので、夏場は朝の涼しいうちに水を足すことを気に留めておきます。
また、メダカを放しておくと、水中に生息する蚊の幼虫ボウフラを食べてくれます。
蚊の発生を防いでくれますし、よく観察しているとメダカの子にも出会えます。
夏の暑さとともに花の蕾はぐんぐんと伸びていき、葉を超えていき、
やがて大きく膨らんだ蕾は、人の合掌や祈る姿にも見えます。
実際に、密教の合掌の種類には未敷蓮華合掌(みぶれんげがっしょう)と
いうものがあります。
少しだけ、指先を開くようにするのが特徴です。
「仏性を有しながら、まだ迷いを払えずにいる姿」
見方を変えれば、これから花開こうとしている姿。
嗚呼、水がどんどん減っていくのがわかる気がする・・・。
世の中の才能を開花させた人たちには、
例外なく多くの迷い、苦労があったのですね。
そして、どれほどのご縁を栄養として吸収してきたことか。
祈り―
泥の中から、花芽を伸ばしたならば、
願いと可能性を秘めて、その蕾を膨らましたならば、
きっと開花してほしい。
2024北海道日本ハムファイターズ、
背番号29を応援しています。
遠く信州、岡谷の田舎より。
合掌
6/18岡谷川岸に縁あるドラフト1位ルーキー 1軍マウンドデビューの朝