体が資本
いつぶりなのか思い出せないほどの体調不良に陥りました。
大晦日は二年参りの片付けが済み、午前2時頃に就寝しましたが、
咳が止まらずに寝付くことができませんでした。
長女も同じ状態でした。
年末、先に体調を崩したのは長女で、長く高熱が続き、
マイコプラズマ肺炎と診断されました。
結局大晦日は一睡も出来ずに元日の朝を迎えました。
早朝のランニングはいつもどおりに出発したのですが、胸が苦しくて、
足が思うように運ばず、明らかな不調を自覚しました。
毎朝、ほぼ同じ時間帯に同じコースを走るようになり7年目。
その日の体の調子は、このrunによって判断します。
元日の仕事を終えると、熱が上がり、体は伏せているばかりでした。
2日の朝5時40分、大阪の妻の実家に向け出発できたのはいいのですが、
悪寒がひどく、呼吸が苦しくて集中力も下がっていたため、運転を妻に代わってもらい、
名神の途中まで体を休めていました。初めてのことでした。
私は寺の予定があり、午前のうちには大阪から岡谷に向けて戻りましたが、
高速道は渋滞が続き、到着したのは夜の6時半になりました。
高熱と胸の苦しさがしばらく続き、朝の運動と寺の仕事をする以外は寝てばかり。
やっと体の調子が戻ったのは6日の朝です。
過信はしていませんが、自分は体が丈夫な方です。
日頃健康には気をつけていて、病気もほとんどしません。
こんなに体調を崩したのはいつぶりだろう。
自分にとっての年末年始はこんな感じとなりました。
50という歳も見えてきて、健康は永遠に続くものではないと感じています。
「体が資本」といいますが、これはとても大切な意味をもつ言葉です。
健康は宝、心身は己の器。粗末にしてはいけませんね。
1月13日の早朝、八剱神社の宮司様と大総代皆様方による、
諏訪湖の御神渡り観測の様子をこどもたちと拝見しました。
大自然の姿や表情にふれること、その自然に寄り添う人たちの様子には
非常に活気が感じられます。
多くは眠いとか、寒いとかを口にする真冬の時間帯でありながら、
こちらの皆さんのお顔、場の空気には活力があり、見学する人も元気をもらいます。
夜明けから日の出までのひとときを湖のほとりで清々しく過ごし、
朝、一日の始まりが、人にとっていかに価値のあるものなのかを味わい、
人の温かさや心身健康の喜びを感じられた、そんな気がしております。
合掌
宮坂宮司とニューヨークから訪れた男性
撮影者:辰野町 小松香緒里さん