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仲間

随分と久しぶりに息子のサッカーの試合を観戦しました。

様子を見て、小さかった体が逞しい体つきに成長していることに気づきました。

もう6年生。

1年の終わりから辞めずに通い続け、息子は何を得たのかな、

などと考えておりました。

 

試合のない時間に仲間と楽しそうにしている姿が真っ先に目に留まり、

この仲間が親しく付き合ってくれたおかげでここまで来れたのだと感じ、

得たこととしてまず先に浮かぶのは、チームの仲間だろうと思いました。

 

 

ペナルティーで試合に出られないことがあります。

今回も彼がベンチにいる姿を見ました。

理由など聞きません。本人がその理由を理解していればよいのですから。

ですが、本人から私に話してくれました。

 

仲間のなくしたサッカー道具を一緒に探してあげていたら、

試合前アップの集合時間に遅れたと。

 

私は思っていることがあります。

団体行動の基本中の基本は時間を守ること。

自分の都合よりも、みんなを優先すべきだということ。

このことに対し、言い訳はしてはならない。

 

もっとも正解に近い行動の判断は、まず時間に向かい、そこで指導者に

自分たちの状況を伝え、指示を仰ぐことと私は考えます。

団体行動ですから、ルールは守るべきもの。

私も大人になったいまなら、このことを理解し、おそらくそう判断できます。

 

ですが、私は嬉しかったのです。

仲間の探しものに付き合ってあげたことが。

仲間ひとりをその場において行かなかった息子の優しさが。

 

人としては、こちらが正解なのかもしれない、とも思うのです。

 

私だったら、仲間をおいて集合場所に向かったかもしれない。

息子は私とは違う。優しく育ってくれていると感じたのです。

やはり、彼にとって、サッカーを続けて得たことは仲間なのでしょう。

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さて、これからは、「世の渡り方」を覚えなくてはなりません。

優しさやいい人ばかりでいてもいけない。

世渡りしていくには、集団には集団の流れがあり、

個の意思を抑えてそれに乗ることも大切。

ケース・バイ・ケース。つまり、今度は探しものをしたい仲間を説得して、

ともに集合場所に向かう行動がとれるようにならなくてはいけません。

 

 

自由時間、入ってはいけない敷地にネットを超えて侵入し注意を受けていました。

これも、仲間が蹴り誤って入れてしまったボールを取りに行ってあげたのです。

 

同じ年頃の自分を振り返ると、私は理由なく遊び心でルールを破るような子でした。

たくさん人に迷惑をかけ、たくさん人に謝りながら体だけ大きくなったような人間です。

 

指導者の方が言っていました。

ふざけて遊んでいるメンバーのなかには、必ず息子がいると。

やはり、迷惑をかけているのかなと思いながら、どこか微笑ましい。

私と違って、彼には優しさを感じるから。

 

体が大きくなっただけじゃなく、仲間思いに成長してくれたのは、

きっと、チームの仲間が親しくしてくれたおかげなのだろうと思います。

低学年の頃のサッカー嫌々時期を超え、なんとかいまに至るのは、

チームが息子を仲間として受け入れてくれたからだと思います。

 

 

願わくば、この先に中学校へと進む過程で、自分に対しても、仲間のなかでも、

厳しさや忍耐、そして礼節も必要であることを知ってほしい。

小学校残りのチーム生活、大切な仲間ととも何事も全力でぶつかり、

たくさんの思い出を残してほしいと思います。

                           合掌

 

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追記

よろしければご笑覧下さい。

 

5年時のサッカー日記(2023)

リスペクト~褒める~ - 真言宗智山派青龍山真福寺 (okaya-shinpukuji.jp)

 

3年時のサッカー日記(2021)

リスペクト - 真言宗智山派青龍山真福寺 (okaya-shinpukuji.jp)

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    (本厄)
  • 26
    平成12年生
    (後厄)
  • 41
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    (前厄)
  • 42
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  • 43
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    (後厄)
  • 60
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    (前厄)
  • 61
    昭和40年生
    (本厄)
  • 62
    昭和39年生
    (後厄)

大厄(女性)

  • 18
    平成20年生
    (前厄)
  • 19
    平成19年生
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  • 20
    平成18年生
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  • 33
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  • 34
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    (後厄)
  • 36
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    (前厄)
  • 37
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    (本厄)
  • 38
    昭和63年生
    (後厄)
  • 60
    昭和41年生
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  • 61
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    (本厄)
  • 62
    昭和39年生
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